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たんぽぽ杯で上位10%をとるために2歩進んで1歩下がる♪作戦で挑む!!


たんぽぽ杯の特徴

 たんぽぽ杯最大の特徴は、トーナメント戦でもリーグ戦でもないという点である。それが、将棋ウォーズを利用した制限時間3時間の非ランダム戦で行われる10分切れ負けである。
 非ランダム戦と書いたが、これは近い棋力のものと対局させる将棋ウォーズのシステムを大会でも同様に反映させているためである。
そして、順位のつけ方もまた特徴的である。「勝ち数ー負け数」という数値で競うのだ。この数値のおもしろい点は勝率と対局数に依存する数値であるという点だ。同じ勝率なら、対局数の多い方に軍配が上がるようにできているのである。
 以上の事柄から、どのような大会運びが理想かを考えていきたい。

制限時間3時間

 3時間で10分切れ負けは何局させるのかを考えたい。まず、1時間で10分切れ負けを少なくとも3局はさせる。したがって、真面目に取り組めば、大会では少なくとも9局させるのだ。実際問題としては、もっと多く指せるだろう。平均対局時間を15分とすると、3時間で12局させる。しかし、同じ勝率なら対局数が多い方が良い。したがって、1局でも多く指したいというのが心情だろう。
 そこで、早指しで時間を節約し、対局数を稼ぐという作戦はどうだろうか。将棋の内容を落とさずに早指しをするとなると1.5倍速くらいが限界なのではないだろうか。自分だけ、1.5倍速なので、平均対局時間15分から、12分30秒まで、短縮できる。するとどうだろうか、180分÷12分30秒=14.4
小数点を切り捨てると14局指せる。相手も早指しの場合もっと短くなるわけだが、その確率は50%を超えないだろう。50%とすると、16局まで増える。
 運が良いと4局多くさせる結果となったが、あまりうまみを感じないというのが個人的な意見である
 ということで、私としては自然に指す方針で大会に臨む所存である。

優勝する人のポイントを予想する

 優勝する人の勝率は7割から8割だと予想する。これは、プロの将棋界の勝率ランキングを参考にしているが、信頼度の高い数字とは言えないので話半分で聞いていただきたい。
 さきほどの対局数を参考にすると、早指しかつ運が良いと、16局であるので、「勝ち数ー負け数」は9.6ptとなる。ざっと10ptと予想しよう。

上位10%の数値を予想する

 では、目標である上位10パーセントを目指すにはどうしたら良いだろうか。
 まず、上位50%は勝率が5割の人たちだと仮定する。これは、棋力の近い者同士を組ませる将棋ウォーズのシステムから考えると自然な仮定だと言える。そして、もっとも多いのも勝率が5割の人たちだろう。
 なにが、言いたいかというと正規分布に近い形を想像しているのである。正規分布だとして、かつ分散が分かればおおよその上位10パーセントがわかるという算段である。
 しかし、分散がどうなっているかわからないので、10の値にたどりつく人が多くても10人だと予想する。ここで参加人数が現在1800人なので、増えても2000人だと予想すると、その10人は上位0.0 5パーセントである。正規分布だとすると分散σに3.290527をかけた値に等しい。よって、分散σはおおよそ3である。したがって上位10パーセントはおおよそ5pt以上となる

上位10%になるために

 上位10%になるためには5pt必要だとわかった。つまり、12局を指す間に5ptになるには、5勝0敗(1.00)、6勝1敗(0.86)、7勝2敗(0.78)、8勝3敗(0.73)の4パターンのみである。
 恐ろしいことに4敗が許されないのだ。こう考えるととても達成できそうにない。少しでも、可能性を上げるにはどうするべきなのか。それを考えたい。

鍵を握るのは非ランダム戦

 なんとかして上の条件を満たすには、非ランダム戦であるということを最大限利用するしかないのだ。ここで、自分と近い棋力の相手に着目する。
 ここで、実体験に基づく仮説として連勝すればするほど強い相手にあたりやすくなるというものがある。ここからは私の妄想である。自分と近い棋力であるはずの相手に勝つと、少し強い人と当てられるという仕組みは自然である。だから、連勝すると強い人に当てているはずなのに勝っている人になる。つまり連勝中の人は、近い棋力の相手というのがわからない状態とも言えるのである。すると、おそらく飛び級のようなプログラムが始動し、棋力の上限を求め、棋力を広い範囲で捉えてから狭めていこうとするのではなかろうか。という仮説である。これが正しいとすると、連勝をすると自分と近い棋力の相手を選ぶ際に棋力の幅が上の方に広がってしまい勝ち辛くなってしまう。
 つまり、8勝3敗を目指すなら、3敗からの8連勝よりも、1敗、3連勝、1敗、2連勝、1敗、3連勝のルートの方が再現度が高いのである。
 つまり、同じポイントを稼ぐとき連勝よりも合間合間に負けておいた方が、適当な相手とあたりやすい分、難易度が軽いのではないかということだ。
 意図的に負けるのはいかがなものかという意見もあるだろうが、あくまで机上での話であるので、どうか怒らないでいただきたい。
 また、これを狙って実行しなくても初戦で負けたとき、作戦通りであるという心もちが良いパフォーマンスに繋がるかもしれない。

勝ち逃げが一番美味しい

 上の仮説が正しいとしてもここでなら連勝していいというタイミングがある。それは、連勝するだけして飛び級したタイミングで指すのを辞めればよいのである。正直に言うとそれができれば、理想なのであるが、飛び級のタイミングとはいつなのだろうか。ここはざっくりと予想しよう。多分4連勝の次の5連勝目が怪しいと見た。これに根拠はないが、3連勝はまあまああるが、4連勝は珍しいなという自分の感覚を信じた。

結論

 以上を踏まえて、ロードマップを以下のようにする。


  • 目標:8勝3敗

  • 第一フェーズ:2勝1敗

  • 第二フェーズ:4勝2敗

  • 第三フェーズ:6勝3敗

  • 最終フェーズ:8勝3敗

以上が、2歩進んで1歩下がる♪作戦の詳細である。

最後に

 さあ、作戦は決まった。あとは、実行するのみである。しかし予想に次ぐ予想、仮説の上に描いた餅。まさに、机上の空論である。
 「やってみろ」と言いたくなる気持ちはわかる。
 だから、やってみる!!
 ので、応援してほしい!!見届けてほしい!!
 大会は1月26日の18時から!!




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