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親よ・・その子のあるがままに寄り添って、同級生よ・・「自分が嫌な事されたらどう思う?」の立場に立って
我ながら長いタイトルだが、今後、世の中に対して発信者になっていくためにも、このようなタイトルにした。
私は、一言でいうと「周囲から浮いた子供」だった。
休日は、本にさえ囲まれていれば幸せだった。
しかし、親はそんな私が不満で、心配だったらしい。
というか、今となっては、その頃、親からの接し方で、不満に思っている、トラウマとなっている想い出はたくさんあるのだ。
私の親は、私の学業成績のことでとやかく言うことはなかった。
しかし、「友達と活発に遊ばないこと」を、今思うと、「なんであんなに言われなければならなかったのだろう‥」と思うくらい、言われた。
私は、その様に心配な子どもだったので、よく分からないうちに中学受験をすることとなり、私立中学へ進学したのだが、小学校後半から静岡市内に住んでいて、小学校は公立、しかも当時の自宅はマンション。
周囲の同世代の動静はそりゃつかんでいたが、うちの親は、
「地元のK中でサッカーやってるS君の家の前には休みの日ごとに自転車が何台も並んでいるのに、どうしてお前は休みの日ごとに一人で家にいるんだ?」みたいに言われたし、「友達をなぜ作れない?」みたいなことを言われて、本当に辛かった。
この時期、私は本当に辛かった。
というのも、学校生活は本当に上手くいっていなかった。
なんだかんだ言って、学校生活の根幹をなすものは人間関係であるが、私は、疑いようもなく、「仲間外れの対象にされたいじめられっ子」だった。
ぶん殴られたりいびられることは日常茶飯事だったし、まあ、中学時代最大の嫌な想い出が、修学旅行の夜に、よりによって一番いやな奴と同室になってしまい、日付が変わる頃までいびられて脅されていたこと・・と言えば、少なくとも私がスクールカーストの上位にはいなかったことは簡単に想像できるだろう。
そしてその頃は今から30年前、今ではネットが少年少女たちの手にも届くようになって、子ども社会を巡る環境も変わったという。
ネットで嫌がらせを受け、被害者が不登校になったり、命を絶つケースも全国で多発していると聞く。
辛い思いをしている人たちの家族へ、そしていじめという名の犯罪行為を犯している人たちへ、これだけは伝えたい。
家族へ、ありのままのその子を、受け止めて欲しい。
今、友達が出来なくたって、その後の人生で、その人の支えとなる出会いが多く訪れる、こんなことは多いし、1人が好きなら、その時間にやっている好きなことを伸ばしてあげたっていいと思う。
なんなら、学校に行かなくたって、今の時代、いくらでもやり直しはきくし。
私は中学の途中で、前述した修学旅行で夜通し私をいびり倒した奴に毎日いじめられすぎて、不登校になりかけたことがある。
結局はそこへも踏み切れず(その段階でも母親に無理やり学校へ行かされた、という想いが今でもあり、あそこで不登校になっていたらどうなっていたか、今より良くなっていたか、悪くなっていたか、そもそも生きていたのか‥と想いを巡らせば尽きない)学校へ行き続けたのだが、もう、そんな自分を追い詰めるような時代じゃない。
「世間の常識」はいったん置いておき、「その子が、その子らしく、未来を描きながら、生きていける」ことをこれからの家族は考えて欲しいのだ。
そして、いじめという名の犯罪行為に手を染めている人たちへ。
君たちの中にはよく、「いじめられている人が悪い」と理屈をこねて、自分たちを正当化しようとする人がいるね。
中学の頃、私を連日いたぶった奴も、「おまえがこうこうノロくてみんなが迷惑してるんだ」とか言ってた。
君たちの大きな特徴は、何かあてて見せようか。
簡単なこと、「徒党を組む」か、「誰かに同調してもらわないと」君たちは何にもできない、俺の見てきた中で、例外はいなかった。
(昔はジャイアンみたいな実はすごく筋の通ったガキ大将も本当にあちこちにいたようだが)
君たちは、今はそんなことをしていて、楽しい(その感覚が、私には本当に可哀そうだ、としか思えないけど・・)と思っているだろうけど、いつかその報いは、必ず受けることになる。世の中、その様に出来ている。
少なくとも、俺はそう思っている。
そして最後に、いじめられている君、周囲に馴染めない君、君はとにかく、決して自分を責めたりしないでいい。
場合によっては、無理に登校したりしないでも良い。
これからの時代は、自分の長所をとことん伸ばして、何者かになることもできるから。
ひとつ、そういう人で、この記事を読む人がいたら、顔も名前も知らない私と約束して欲しいことがある。
それは、命を大事にするということだ。
私は、今、いろんな人と出会い、徐々に本当にやりたいことも40代中盤で見えてきて、まだまだ大変なことも多いけど、本当に「あの中学の頃に、もし早まっていたら・・」と思う時はある。
実は実際に、同級生で、若くして自ら旅立ちを選んでしまった人もいた。
その人の事は高校までしか把握していないが、「歳を重ねれば、自分にとって幸せな日々も来たかもしれないのに・・」と思う。
命は、最後まで、自ら断ってはならない。
自分自身、今後も自分に言い聞かせていく。
※もしかしたら同級生や私の正体を知る母校の関係者がこの記事を見るかも知れませんが、当時私を追い詰めていたのはあくまで一部の人たちです。母校には、良き思い出もあります。※