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【医食の章/1節⑦】〜[どの様な「食べ物」を、私は食べれば良いのか!?]〈「血糖値」が気になる方へ、…(「体質/体調別」栄養摂取のアプローチ)〉〜
◉[再構築「Ⅰ」⑦]〜【どの様な「食べ物」を、私は食べれば良いのか!?】〈「Ⅰ」「血糖値」が気になる方へ、(「体質/体調別」栄養摂取のアプローチ)〉〜
「前ファイル➅」〜 ◉『「糖尿病/高血糖」の改善の可能性がある、食薬(漢方理論的、解釈による食材分類)』について、… の解説
●ここで云う『食薬』は、「広義の意味」なので、…『食材・食薬・生薬・ハーブ 等』全てを含む事となります。
(※何故なら、…「その食材を摂取する事」で、…「必然的に、糖尿病/高血糖 に効果がある」と認めているからです。)
●『食薬』の解説、…
[1]【食材/野菜 類】〜[効果・効能]
■『キュウリ🥒』、
▲[「キュウリ🥒」は、「世界で最も栄養素の無い食べ物」として、「ギネスブック」にも載る程で、… また「糖質&カロリーが少ない食べ物」でもあるので、「糖尿病患者の食事制限には良い」とされる。
■『さつま芋🍠』、
▲[「さつま芋🍠」は、「食物繊維が豊富」な事から、「糖分がゆっくりと吸収される」為、血糖値の上昇が緩やかである」。
■『トマト🍅』、
▲[「トマト🍅のリコピン」によって、「インスリン分泌が後押し」され、「高血糖を抑制(=緩やかな血糖上昇)する」為、「血糖値を上げ難い食べ物」とされている。
■『大根⚪』、
▲[「大根⚪の食物繊維」は、「糖分の吸収を緩やかにし、血糖値の急激な上昇を防ぐ」役割を果たしているとされる。]
■『パセリ🟢』、
▲[「糖尿病ラット」に於いて、「パセリ葉水抽出物」を投与する事により、「血糖値が減少した」。「パセリ🟢の血糖値低下作用」は、「インスリン様作用」ではなく、直接的にグルコースを産生する「糖新生の阻害(糖を消費する方向へ刺激する)」のではないかと考えられている。]
■『苦瓜🥒』、
▲[「苦瓜🥒」は「食物繊維」も多く、「糖分やコレステロールの吸収を抑制する」とされる。
※[実際に「膵臓のβ-細胞」に、「ゴーヤの抽出物」を与えると、明らかに「インスリン分泌を増やした」。]
■『胡桃🟤🥜』、
▲[「くるみ」を摂取する成人では、摂取しない成人に比べ、「2型糖尿病を発症するリスク」がほぼ半減する。]
※[「クルミ🟤🥜と緑茶🍵」を同時に摂取すると、「糖と脂肪の代謝をサポートする働き」が高まる事が明らかになった。]
■『里芋⚪🟤』、
▲[「里芋⚪🟤」は、「低カロリー」で血糖値を下げる栄養素「ビタミンB¹/マグネシウム/亜鉛」を含有している。
また、「血糖の吸収が緩やかな食べ物を知る」の中には、「芋類(里芋⚪)」がある。]
[2]【食薬(食材と生薬の間)類】〜[効果・効能]
■『松の実🫒』、
▲[「松の実🫒」は、「食物繊維」が豊富な為に、「血糖の吸収を緩やかにする作用」がある。]
■『白木耳(しろきくらげ)⬜』、
▲[「白木耳⬜」に多含される、特有の「白きくらげ多糖体」は、「インスリン依存型の糖尿病モデルマウス」の血糖値の改善に効果を与えたとされる。]
■『タラの芽🌱』、
▲[「タラの芽🌱」に多含される、特有の「サポニン種(エラトサイド)」は、「ブドウ糖の吸収を阻害」し、「食後の急激な血糖値の上昇を防ぐ」事が分かった。]
※[「エラトサイド」には、「アルコールの吸収も阻害する」ので、「悪酔いの防止」にも良い。]
■『牛蒡(ゴボウ)🫚』、
▲[「ゴボウ🫚」に多含される、特有の「イヌリン(水溶性の食物繊維)」は、「糖質の吸収を穏やかにして血糖の上昇を抑える」働きがある。]
■『ニンニク🧄』、
▲[「ニンニク🧄」に多含される、特有の「アリシン(イオウ化合物)」は、「抗糖尿病効果(膵臓から、インスリンの分泌を促す効果)」がある。]
※[「黒にんにく」に含まれる糖分は、「果糖(フルクトース)」と云い、「血液中から細胞に取り込まれる」時に、「インスリンを必要としない」〜「高血糖の方」に有効です。]
■『アーモンド🏈(扁桃)』、
▲[「アーモンド」は、「血糖値の急激な上昇を防ぎ、長時間の満腹感を提供する」働きがある。]
※[「ナッツ類(アーモンド/クルミ/ピスタチオ/落花生 等)」は、「全て低糖質で、高繊維の組み合わせ」なので、有効である。]
■『牛蒡(ゴボウ)🫚』、
▲[「ゴボウ🫚」に多含される、特有の「イヌリン(水溶性の食物繊維)」は、「糖質の吸収を穏やかにして血糖の上昇を抑える」働きがある。]
■『黒豆(⚫)』、
▲[「黒豆⚫」に多含される、特有の「アントシアニン(ポリフェノール類)」は、「糖代謝の活性化と抗炎症作用により、糖尿病を予防する効果」がある。]
※[「黒豆酢」は、過剰に増えた「活性酸素」を除去し、血糖値を安定する作用がある。]
■『赤小豆(🔴)』、
▲[「赤小豆🔴」に多含される「食物繊維」は、「糖質が分解・吸収されるのを抑え、血糖値の急激な上昇を抑える」働きがある。]
※[「2型糖尿病の方」が、豆類(大豆/ヒヨコ豆/空豆/隠元豆/小豆 等)を多く食べると、「血糖管理が改善する」。]
■『椎茸(🟤)』、
▲[「椎茸🟤」に多含される、「食物繊維/ビタミンB群/ミネラル類(亜鉛 等)」は、「食事の時に最初に食べる」事によって、「後から食べる食物の糖質の吸収を抑え」、血糖値が上がりにくくする作用がある。]
■『ラッキョウ(⚪)』、
▲[「ラッキョウ⚪」に多含される、特有の「フルクタン(多糖類/水溶性食物繊維)」は、「食後の血糖上昇を緩やかにする」作用がある。]
■『エゴマ(🌿)』、
▲[「エゴマ油🪔」や「亜麻仁油🪔」に多含される、特有の「α-リポ酸」は、「糖質」をスムーズに代謝する事によって、糖化を抑える「抗糖化力」を持つ成分である。]
■『菊芋(🍠)』、
▲[「菊芋⚪」に多含される、特有の「イヌリン(水溶性食物繊維)」は、「糖尿病を改善するホルモン」を増やす作用があると云われる。]
[3]【生薬系(漢方生薬)🌿類】〜[効果・効能]
■『葛根(クズ)』、
▲[「葛根(クズ)」を摂取する事で、「ヘモグロビンA1c&血糖値」を、共に下げる事が出来る。]
※[また、逆に「低血糖を防ぐ効果」があり、「糖を正常値に保つ」効果もある。]
■『桂枝(ケイシ)』、
▲[「桂枝🌳」には、「インスリン抵抗性の改善作用」がある事で、「血糖値を正常値する作用」があると云われる。]
■『当帰(トウキ)』、
▲[セリ科植物「ヒュウガトウキ」の根には、「血糖値を低下し、かつ 血流速度を上昇する効果(血流サラサラ効果)がある」事が分かっている。]
■『松樹皮(天然樹脂)』、
▲[「2型糖尿病」の方に、「松樹皮エキス」を与えると、「血糖値&HbA1c値が改善する」とされる。]
※[ネムノキ亜科の「アカシア」に含まれる「ポリフェノール(アカシア樹皮由来プロアントシアニジン)」には、「空腹時の血糖値&ヘモグロビンA1c値」を改善し、血糖値の安定化を図る」とされている。]
■『明日葉🌿(アシタバ)』、
▲[「明日葉🌿の葉茎」に多含される、特有の「カルコン類(ポリフェノール系)」は、「血糖の上昇を抑制したり、糖尿病の発症を抑える効果が認められている」と云われる。]
■『月見草🌿(オオマツヨイグサ属)』、
▲[「脱脂した月見草種子」からエタノール抽出する事により得られた「月見草エキス」には、「α‐グルコシダーゼ阻害活性に基づく血糖値上昇抑制作用」があると云われる。]
■『桑の葉🌿(クワハ)』、
▲[「桑の葉」に多含される、特有の「1 - デオキシノジリマイシン(DNJ)」は、「α -グルコシダーゼ(糖の吸収を穏やかにする成分)」を活性化する作用があると云われる。]
※[上記の機序は、「DNJ」が「ブドウ糖の化学構造」と非常によく似ている為に、…「α -グルコシダーゼ」が、間違えて「DNJ」と強く結合する事に起因する。]
■『グァバ葉🌿(蕃爽麗茶)』、
▲[「グァバの葉」に多含される、特有の「グァバ葉ポリフェノール」は、「糖の吸収を穏やかにする作用がある為、「食後の血糖値の上昇を和らげるとされる」。]
■『はと麦(薏苡仁)』、
▲[「はと麦」には、「血液中の糖(グルコース)を細胞内に取り込む作用」があり、「血液中の糖が減る」と「血糖値の上昇が抑制され易くなる」。]
■『龍眼🟡(ライチ種)』、
▲[「龍眼🟡」は、「イヌリン(水溶性食物繊維)」は、「ビタミンB²/亜鉛/鉄分/食物繊維 等」を多含するので、「糖尿病の予防(2型糖尿病のリスクを減らせる)」の効果があると云われる。]
[4]【ハーブ(健康茶葉)🌿類】〜[効果・効能]
■『カモミール🌿(カミレツ)』、
▲[「2型糖尿病」の方に、「カモミール🌿(ティー)」を与えたところ、「血糖コントロール」、及び「抗酸化状態」に有益な影響を及ぼす事が分かった。]
※[上記のコントロールとは、「グリコシル化ヘモグロビン濃度/血清インスリンレベル/インスリン抵抗性の恒常性モデル評価/血清マロンジアルデヒド」等の低下を示す。]
■『マンジェリコン🌿(ボルドジンユ/フォースコリー)』、
▲[「マンジェリコン」に多含される、「特有の成分」は、「インスリンの分泌を促し、血糖値の管理」に寄与すると云われる。]
■『ドクダミ🌿(十薬/重薬)』、
▲[「ドクダミ🌿」に多含される、特有の「フラボノイド」は、「抗糖化作用(α-アミラーゼ阻害活性)」があり、「血糖値上昇を抑制し、糖尿病を改善する」作用があると云われる。]
■『蓬🌿(ヨモギ/ウォームウッド)』、
▲[「ヨモギ🌿」に多含される、「食物繊維(難消化性デキストリン)」には、「糖の吸収を穏やかにする」事で、「食後の血糖値を上げ難くする作用」があると云われる。]
■『甘茶蔓🌿(アマチャズル)茶』、
▲[「甘茶蔓🌿」に多含される、特有の「フェロール類(甘み成分)」は、「インシュリン様作用」を持ち、「食後の血糖値スパイクを和らげる」働きがあると云われる。]
■『プーアル🌿(薏苡仁)茶』、
▲[「プーアル🌿茶」に多含される、特有の「色素物質」には、糖尿病患者の「臓器によるエンドセリン産生を阻害し、血小板活性を大幅に阻害する」作用があると云われる。]
■『サラシア(レティキュレータ)緑茶』、
▲[「サラシア🌿」に多含される、特有の「ネオコタラノール(ブドウ糖の化学構造と類似)」は、「α-グルコシダーゼの活性を阻害する」事で、「糖の吸収を穏やかにし、食後の血糖値の上昇を抑える」と云われる。]
■『ヒマワリの種🌻(向日葵)』、
▲[「ヒマワリ🌻の種」に多含の「ビタミンB群/食物繊維/リノール酸(n-6系脂肪酸/オメガ6)」には、「血糖値上昇の抑制する」作用があると云われる。]
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以上です…。 次回[効能に基づいて、機序別に分類〜「成分編」】についての「解説」]、…【医食の章/1節/⑧】に移ります。