⑦「しいたけ🍄」〜「含有成分」から観た[相性の良い成分の組み合わせ]
最後に、⑦『しいたけ🍄』をサンプルとして、これから述べてまいります。
Ⅰ)〜、「その栄養素が、残さず身体に入って作用する為には!?」について、…
●『しいたけ🍄の主な成分』には、
[・ビタミンB群(葉酸)/D/D²(D - カシフェロール/D² - エルゴカシフェロール)]
・ミネラル群(Na・K・Ca・Mg・P・鉄・Mu・銅)等]
・食物繊維 - (脂溶性)
・グアニル酸(アミノ酸)/β- グルカン(多糖類)]
◉「ビタミンD」とは、「脂溶性のビタミン」で、「カルシウム」の吸収を高め骨への沈着を助ける効果があります。
血液中のカルシウム濃度を一定に保つ役割も担い、丈夫な体づくりには欠かせない栄養素です。
(紫外線を浴びる事によって、体内で合成することができる唯一のビタミンです)
※「植物性食品」に含まれる「ビタミンD」は、「D² (エルゴカルシフェロール)」と呼びます。
「ビタミンD」は「骨の形成や成長」に重要な、「カルシウムの吸収」に深く関わっています。
また、「ビタミンD」は血液や筋肉の「カルシウム濃度」を調節する役割をしています。
(よって、同時に「乳製品🍼/魚介類🐟🦪」を摂取すると良い)
◉「グアニル酸」とは、「日本三大旨味成分」
の一つ(他、「グルタミン酸」「イノシシ酸」)で、主に「しいたけ🍄」に含有されます。
よって、「イノシン酸」「グアニル酸」「グルタミン酸」は、合わせて使うと その相乗効果は、7~8倍にもなるそうです。
※例えば、和食派ならば、「イノシン酸」の「鰹節」と「グルタミン酸」の「昆布」を合わせる事で、朝の味噌汁の美味しさが何倍にもなります。
洋食派ならば、「イノシン酸」の「鶏肉・牛肉」、「グルタミン酸」の「人参🥕・玉ねぎ🧅」をスープに入れると美味しさが広がります。
◉「β- グルカン」とは、「キノコ類🍄/酵母」等の細胞壁に存在する成分で、多糖類の一種で、「食物繊維」の仲間です。
免疫力強化やコレステロール値上昇抑制等の効果があり、「免疫力を高め、癌に対する予防改善効果」がある。
「β-グルカン」を摂るタイミングとしては、「空腹時が効果的です。
これは「β-グルカン」が腸の内壁にある免疫細胞に働きかける為、腸が空に近い空腹時が適しているとされています。
「β-グルカン」は、「不溶性食物繊維の一種」で、「血中のコレステロール値を下げる」働きがあります。
「β-グルカン」は消化される事なく腸まで届く為、コレステロールを吸着して体外へ排泄する働きがあります。
(よって、「コレステロールの多い食事🥓🥩」を取る時は、「キノコ類🍄」と共に摂ると良いと云えます)