オリンピック短歌
兄妹で
挑む戦い
妹の
泣き叫ぶ声
背にして勝利
(柔道阿部一二三決勝戦)
逆転を狙う堀米
天晴(あっぱれ)や
心爽やか
フランスの空
(スケボー決勝戦、堀米雄斗選手)
左腕かばう姿よ
痛々し
涙誘わる
執念の銅
(卓球早田ひな)
他の国の
誰もなし得ぬ
突起見て
ひょいひょいひょいと
忍者のごとく
(ボルダー 安楽選手)
あと一歩
あと一歩叶わぬ
試合見て
詰めの甘さが
悔しく募る
(バレー準決勝イタリア戦)
有能な選手次々
落下して
演技淡々
気付けば金か
(鉄棒種目別岡選手)
姿なき影と闘う
熱き夜
オリンピックの
戦いよそに
(オリンピックではなく、蚊に刺されて夜中に起きる夜、今年は蚊が多い)
拙い短歌でした
ヘッダーはtohrudcさんの五輪の絵をお借りしました。有難うございます。