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書き初め 「春」 五體

皆様、明けましておめでとうございます。

すでに何人かは年頭のご挨拶をさせていただきました。
子どもたちがお正月に来なかったので、静かな時間が出来、書き初めをしようと思い立ちました。
春を五體(楷書、行書、草書、隷書、篆書)で書きます。
しばし、お付き合いください。


楷書
横画より、払いを長く
横画が三画ある時は二画目と三角目の間を一画目と二画目のあいだより、少し狭くする、あるいは均等が良いです。



行書
楷書で払いは行書では止めたりします。払ってもかまいませんが、柔らかく
横線三筆目は勢いよく右上がり。
楷書では一画、二画、行書では一筆、二筆という読み方をします。



草書
年賀状でこの字は時々見かけますね。行書は歩くごとし、草書は走るごとしと言って運筆の速さを表します



隷書(れいしょ)
特徴…字形は横長、穂先は逆筆から入り、起筆を見せない
蔵鋒(ぞうほう)
小学校で習うのは起筆がシャープな露鋒(ろほう)
上に書いた楷書がそうです
払いは波磔(はたく)といいます。 横画、縦画ともまっすぐ
隷書は馴染が薄いと思いますが
私は隷書が好き



篆書(てんしょ)
字形は縦長、隷書と同じく蔵鋒、
現在は印章などに使われる
      ※五體字類参照

書の変遷
古文(篆書体以前の文字の書体)→篆書(秦)→隷書(秦、漢)→
①楷書(後漢、六朝)
②章草(後漢)…隷書が自然にくずされてきたもの
隷書から、楷書、章草、二通りに分かれます

①楷書→行書(後漢、六朝)→片仮名
②章草→草書(後漢)→ひらがな

簡単に言えば、片仮名は楷書からの流れ
ひらがなは草書からの流れの影響を受けました

表にするとわかりやすいのですが、noteを上手く使いこなせませんし、あまり詳しく書いても皆さんの時間を取らせるだけなので、大体の流れがわかるだけでもいいかなと思います。

今年はこのように、漢字も書いていきたいんですが、何しろかなより時間がかかります。咳のため、集中力が弱くなっているので、どうかなと思いつつ…一応今年の微かな目標です。調子の良い時は書いてみようかな

今年も体に無理をかけず、ぼちぼち投稿出来たら、と思います。
コメントも昨年よりままならないですが、宜しくお願い致します

何気ない心のふれあいが
幸せを連れてくる
人は皆ひとりでは生きてゆけないものだから
※中村雅俊 「ふれあい」より

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