世界激走 アメリカ編 2
翌朝ガソリンスタンドが開業と同時に給油し、ニューオリンズを目指した。
ニューオリンズには、まだ暗くなる前に着き、モーテルにチェックインし直ぐに、ニューオリンズの町に繰り出した。
ジャズで有名なバーボンストリートは、映画のセットみたいな感じで、よっぽど、ディズニーワールドなんかより楽しかった。
適当な店に入り、お酒を飲みながらジャズを聴いた。
このころ、まだ、お酒をあまり飲めなかったので、1時間ほどで切り上げ、モーテルに戻った。
気分はとても良かったし、町の雰囲気も良く、ニューオリンズがすごく好きになった。
翌日の予定の工程は、長かったので、早めに、ニューオリンズを出発し、世界で一番長い橋、全長で40キロあるポンチャントレイン・コーズウエイを抜けホワイトサンズを目指す。
確かに橋は長かったが、キーウエストの橋の方が、遥かに気持ちはよかった。
途中、これも世界で一番巨大な洞窟、カールズバッド洞窟に寄り、ホワイトサンズに着いたのは、夕方の時間帯だったが、アメリカはサマータイムがあ
るので、まだまだ十分明るく、なんでこんなところに、こんな真っ白な砂がと、驚きながら、しばらく歩って回った。
そうしてるうちに、良い時間になり、この日は、ホワイトサンズの近くで宿を探すことにした。
アメリカは、基本的に車で旅をするように考えられており、特に観光地付近は、主要道路沿いに、ちゃんとした、モーターホテルが結構ある。
今では大きなホテルチェーンになったが、ホリデーインや、ラマダは、どこにでもあり、施設もしっかりしていたので、なるべくどちらかに泊まるようにしていた。
そして、アメリカのモーテルのいいところは、必ず入り口近くにvacancy(空きあり)Novacancy(空き無し)のネオンサインがあり、中に入って聞かなくても泊まれるかどうかが分かるようになっているのが、とても便利だった。
チェックインした後、土地柄から近くの、メキシコ料レストランに入り、適当に頼んだ中の一品の、何だか分からない豆料理が、美味しいけど物凄く辛く、舌のびりびりが、しばらく収まらなかった。
この頃の、チェーン化していない、アメリカのレストランが、とても好きだった、今、作りました的な料理が出てきて、その、店によって、店内の雰囲気も違って、店員さんもフレンドリーで、飛び込みで、適当に店に入るのが、とても好き好きだっし、楽しみの一つだった。
しかし、レストランで食事が出来ている、大人になったなぁと思った。
次の日は、ザ・アメリカの西部地区だ。ザ・アメリカっていう風景が続くはずだ。
翌朝も早めに出発した。
目指すは、グランドキャニオン、途中にモニュメントバレーがあり、2年前に、グランドキャニオンは来たのだが、モニュメントバレーには行けなかったので、モニュメントバレーは、僕的には、とても楽しみだった。
づっと西に西に走っていくと、やがて、それとわかる風景になってきて、やがて、ドーンと、昔西部劇の映画で見た風景が広がった。ザ・アメリカだ。
当時は、まだ、制作もされてなく後に大ヒット映画になった、フォレスト・ガンプで有名になったフォレストガンプポイントが、そのあたりだったんだろうと、今は思う。
しかし、本当にこれがアメリカだっていう風景だ、ジョンホード監督じゃなくても、ここで映画をここで撮りたくなる気持ち分かるよ。
目に焼きくけるように、しばらく、ずっと見ていた。
そんな感じで、景色に浸りながら、グダグダ走っていたので、まあ、距離もけっこうあったし、グランドキャニオンに着いたのは、夜になってしまった。
翌日に、涼しい早朝から、谷に降りようと決めていたので、その日は、谷底へのトレイルルートの近くの駐車場に車を停め、またしても車中泊した。
昨日で、車中泊は最後にしようと思ってたのに😂
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