新潟の生酒 kamosu mori 3種の楽しみかた
見かけほど酒は強くない。
体格が物申して酒豪に見られがちだが、親類には下戸か酒乱しかいない。母は奈良漬で動悸がし、弟と妹は缶チューハイなど口にすればこたつで寝る。父は飲み会の後、金網を見ると吐く。
そんな一家では珍しく、若いころからアルコールを好んできた私だが、note主催の「自治体おすすめのお酒をおともにnoteを書く会」で飲みまくるほど強くはない。そこで私はねらいを定めた。あの日本酒に。
それは県をあげてnoteをやっている新潟は津南町の苗場酒造がかもす「kamosu mori 醸す森」の三つの日本酒。いずれも「生酒」といい、なるべくフレッシュな状態で飲んでほしいと、催しの直前に届いたという。
そりゃ飲むでしょ!
★酒・その1★
用意された3種類のうち最初に飲んだのは「純米大吟醸-山田錦40-生酒・火入」。パンフの一番上にあるやつからいく。まずはいく。
瓶を開けた最初の試飲が私だったため、noteスタッフのお兄さんが間違えて大きめのカップに入れてくれたのはこれ幸い。
少しだけ濁ったお酒を口にふくむ。
ああ……
私は
このお酒のお風呂に入りたい。
甘い、あまあい。そしてまるであんずか何かの果汁でも入っているかのようなジューシーさ。
んもう大吟醸なんだから!っていう、待ってましたの幸福感を味わえる。
ホワイトチョコレートとのペアリングにも向いているという。甘on甘なのに合うという不思議。できたら、仲良しの女友だちとすこーしずつ、甘いものやチーズをお供に、ゆっくりいただきたい。うとうと居眠りしたり、恋バナしたりしながら。
★酒・その2★
次にいただいたのは「純米吟醸 生酒・火入」。こちら、大吟醸の後に口にしたこともあってか、じつは最初はなんだかものたりないような気がした。
ところが、しばらくしてもう一度口にふくむと、チリチリした美発泡、いや微発泡で、日本酒らしい風味がちょうどいい。たまにはワンパターンの白ワインではなく、キリッと冷やしたこの日本酒を、旦那と食事をしながら一緒にいただこう。ピザや夏野菜のサラダにも合うんだって。ほらね。←何が?
★酒・その3★
最後にいただいたのは「純米大吟醸 生酒・火入」。いただいた中のちょうどまんなかという感じ、甘みと風味も絶佳。
こちらはひとりでのんびり、贅沢にいただきたいな。家族が留守のときに、ひとりだけのとっておきの時間に。星なんか見ながら。
そんで、生酒ってなんだべ。
ということは酔いがさめてから勉強しよう。
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