六月大歌舞伎(令和5年6月3日~25日 休演日12日、19日)
昼の部(午前11時開演)
傾城反魂香(けいせいはんごんこう)
近松門左衛門作 三代猿之助四十八撰の内
「吃又」で知られる演目です。中車さんが又平で、猿之助さんが女房おとく。結構いい感じになるのではないでしょうか。
児雷也
河竹黙阿弥作
「児雷也」というと大きな蛙に乗って、印を結んでいる絵しか思い浮かびませんが、あまり上演されていないようですので、貴重かもしれません。
夕顔棚
川尻清譚作
「夕涼みを楽しむ仲睦まじい老夫婦を情感豊かに描いた清元の舞踊です。」と衛星劇場の解説にありました。
川尻清譚は明治9年(1876)生まれの演劇評論家です。舞踊劇も結構書かれたようです。
清元の歌詞もちょっと私の資料の中にはありませんでした。
夜の部(午後4時開演)
義経千本桜
竹田出雲、三好松洛、並木千柳作
『義経千本桜』は『仮名手本忠臣蔵』『菅原伝授手習鑑』と並んで、三大浄瑠璃と呼ばれます。
今回は三段目と「四の切」と言われる四段目の最後をやります。
三段目は「いがみの権太」が主役です。仁左衛門さんがなさるのですが、絶対いいですが、4月、体調不良で休演したりなさったので心配です。
四段目は狐が忠信に化けて出てくる話で、有名な場面です。静と義経が出てきます。
猿之助がやると、最後宙乗りしますが、今回は松緑ですし書いてないので、宙乗りはないかと。
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