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不登校&教室からの脱走とは?

お国の定義では「病気や経済的な理由を除いた何らかの心理的、情緒的、あるいは社会的要因・背景により登校しない、あるいはしたくてもできない状況にあるため年間30日以上欠席した者」が不登校とされています。

 社会人(成人以降)になると「引きこもり」に変わり、定義はあいまいになります。

 不登校の主な理由は「学校生活」、「家庭生活」、「本人」と分かれますが、きっかけは特定できないことが多いです。

 周りの人が問うても、本人自身もはっきりとした理由が分からない場合がほとんどです。

 そして様々な理由が複雑に絡み合い、要因や背景の特定は難しいです。

 また、不登校の初期状態か、ある程度年数が経過しているかによって対応が変わります。

 また、引きこもりも初期状態か、不登校からの延長などある程度年数が経過しているかによって対応が変わります。

 【小学校低学年(1~3年生)の不登校

 考えられる要因は「親と離れたくない」、「新しい生活へ順応しきれていない」、「校則などルールや規則への拘束感になじめない」などが挙がります。

小学校高学年(4~6年生)と思春期(ティーン期)の不登校

 考えられる要因は「人間関係の複雑化」、「性差(LGBTX(Q)の自覚)」、「家族への反抗」、「学力不振」などが挙がります。

 また最近は、「ヤングケアラー(未成年・青年期介護者)」など家庭生活の世話や介助を従事することに伴う不登校も存在します。

(「ヤングケアラー(未成年・青年期介護者)」については後日お話します)


 【望ましい対応

 ・子供の話に耳を傾ける

(理由を問い詰めたり、頭ごなしに否定することなく、じっくりと話を聞くに徹しましょう。自宅が難しいなら、本人の好きなところや自然の中など環境を変えるとよいと思います)

自信をつけてゆく

(不登校や引きこもりの理由の1つとして「自己肯定感の低さ」があります。とは言え、発達障がいないしHSPスペクトラム(繊細さん)は脳みその構成上、「生まれつき自己肯定の低さ」が備わっていることが多く、その後の環境次第で改善できることもあれば、悪化することもあります)(どちらかというと、後者の場合が多く、'生きづらさ'につながっています)

(子どものがんばりをすぐにほめ、興味のある事柄は親も関心を持ち一緒に習得につながるよう応援しましょう)

学校に相談

(家庭以外の様子を確かめるためにも、担任教師や養護教師(保健室の先生)、スクールカウンセラーとの連携を密にしましょう。子どもの悩みに気づくきっかけにもなります)

専門家の相談

(はっきりとした診断が下りた場合は主治医に、それ以外でも学校以外の相談機関に頼りましょう。有料無料どの機関を利用してもかまいません。ただ話をするだけでも、不安・ストレスの緩和につながります)

学校以外の学びの場(居場所)を検討

(学校以外でも、フリースクールなど学びの場は多数存在します。また、一部の私立校では中学校から通学制度を選ぶことができます。中でも、通信制は在宅学習が基本となります。クローズ支援ですが、「子ども食堂」を利用してもよいでしょう)

(日本では合法化されていませんが、「家庭教育(家庭で全ての教育活動を進める)」もありです。この「家庭教育(家庭ですべての教育活動を進める)」の合法化(オープン支援)を願って止みません)

家庭以外の居場所を検討(「親子別居」)

(家庭に問題がある場合や距離感で悩む場合は思い切って、「親子別居」で'物理的な距離感'を保つのがおすすめです。児童養護施設(入所施設)や全寮制のフリースクール全寮制の学校など一定期間距離を保つことで案外大丈夫なこともあります。特別支援学校でも全寮制を採用しています)

 特に、上位2つは「家族以外とのコミュニケーションに慣れる」ことができますし、現代社会は「ネットワーク社会」ですので通信環境を整えれば、自分の地元以外の世界中の人たちとのつながりもできます。

 その世界中の人たちの中には、自分たちと同じ「当事者」が必ずいます。

 「共通点」が多ければ多いほど、良好な人間関係が築きやすいです。

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