ロティを求めて3千里
ほんとしょーもないことなのだが
僕には1つ夢があった。
それは、ロティでカレーを食べること。
街中でよくみかけるインドカレー屋さんでは、
だいたいカレーを、ナンかライスと一緒につけて食べると思う。
ただ、本場のインド人はナンを食べないということを知っていた。
そしてその代わり、ロティ(またはチャパティ(?))という、全粒粉で作った薄焼きパンをつけて食べという。
色々な旅系youtuberの動画をみても、インドを旅した際にはロティでカレーを食べていた。
僕は、食文化にとても興味があり、外国料理を食べるときは、なるべく現地の人が食べているのと同じような方法、味付けで食べたい。
町中華じゃなくてガチ中華を、中国語を浴びながら食べるみたいな感じ。
この気持ちはインドカレーに対しても同じで、ずっとロティでカレーを食べてみたいと思っていた。
しかし、いろいろなインドカレー屋をめぐってみても、なかなかロティを出してくれる店がない!!
理由はよく分からないのだが、
単純に、日本人の口に合わないのだろうか。
ただ、どうしても夢を捨てきれなかったので、google mapで
「ロティ」
と検索した。
(なかなかこのワードで検索する奴いないと思う(笑))
すると、一番最初に上がってきたのが
「ナンロティ 中新田店」
しかも、なななんとランチタイムには、ロティがナンやライスみたく、食べ放題!!!
これは行くしかない!
15:00までがランチらしいので、間に合うと思い、行くことにした。
最寄り駅は、小田急線、相模線の厚木駅。
14:00くらいに駅に着いて、駅からは徒歩10くらい。
看板が出ているので、やっていることは確信(笑)
さあ入ろうと思って、ドアを開けようとしたのだが、、、、
「開かない、、!?」
ノックしてみるのだが、何も反応はない。
でも、店前に看板は出てるから、定休日ではないはず。
「まじかよ。」
おそらく、お店の人たちが、
「平日のこの時間帯には、普通は客来ないから、とっとと帰ろう」
みたいな感じで、閉めちゃったんだと思う。
めちゃめちゃロティを期待していったので
めっちゃ残念だった。
その日めっちゃ気温と湿度が高かったのと、めっちゃ腹減ってたのとで
砂漠をさまよって、ようやくオアシスを見つけた旅人みたいなマインドで店の前に着いたから
そのオアシスが幻想だったと分かり、落胆。
そこにいても意味ないので、仕方なく退散(笑)
でも店員の立場に立って、よく考えてみると、
客が見込めないのに店で突っ立ってるのも、時間の無駄かもしれないと思った。
たしかにお金は貰えるかもしれないが、時間はお金では買えない。
だから、その時間を自分や家族のために使うのは、とても賢明なのではないか。
彼らの時間の使い方からは学ぶことがあったと思う。
(単なる想像である。)
そして、今度こそは食べてやると思った。
ただ、どうしてもカレーを食べたい欲を無視できなかったため
相模大野にある、インドカレー屋で
カレーをナンで食べた。
大幅な妥協である。
結局ロティは食べられなかったが、次回への楽しみが増えたと思っている。
また、どうしても食べたいお店に行くときは、時間に余裕をもっていこうと思った。