六十干支⑤~(41)甲辰について~
このシリーズでは六十干支ついて解説してきます。
今回のシリーズでは、五行ごとにまとめて解説していきます。
木性の陽・・・甲(こうぼく)の干支
干支番号41 甲辰(こうぼくのたつ)
春の樹木
甲~樹木
辰~山岳、春
春、木々がもっとも繁茂する季節。
山岳の大地にしっかりと根をはり、幹には青々した葉が茂っている。
山岳の大地には大樹が育つための水と土が豊かに存在している。
安定性がある「常緑の木」
宿命に甲辰を持ちの方(主に日干支)
・年齢に関係なく、落ち着きがあり冷静
・年を重ねると、自身の経験から判断をする傾向が強い
・慎重な行動
・自身の目的達成のために周りを味方につけて行動することが上手
・説得力がある語り口
・伝統を重んじ、秩序を大切にする
・大きな変化への対応は若干苦手
・大器晩成
・人に厳しい接することもあるが、相手想いへの愛情表現
・自力で人生を切り開ける
宿命に甲辰を持ちの方(主に日干支)のありがたい五行(精神を整える五行)とは?
甲辰の蔵干に木性を豊かにする要素(水、土)が含まれているため、
とてもバランスが良い干支です。
やや木性が多くなる傾向があるため、お生い茂った枝葉を枝打ちするための斧(金性)
やや湿った土であるため、太陽(火性)が必要ですが、季節が春から夏に向けの季節であるため、
火性を強めるためには、他の月干支(生まれ月)や年干支とのバランスが必要です。
精神を整える五行を生き方に活かすには?
・自分の組織内(家族、仕事など)での役目をしっかり認識すること
・一人の時間、自分のための時間をもつこと(周りへ気をつかいすぎない)
・親しい仲間・家族へ自分の考えや愚痴を話してみると
・何にもしない、のんびりとした時間をもつこと
甲辰が日干の方は、「寅卯天冲殺」
寅卯天冲殺の特徴は、
家庭を大切にする方が多いです。
特に兄弟・姉妹への想いはつよく、年をとっても兄弟を面倒をみようとするやさしさがあります。
2代目運で目上や親からの恩恵を受け継ぎやすい環境であるため、
家業を引き継ぐ方も多いです。
詳しくはこちらへ
甲辰は、
自分の経験・体験を積んだことが中年期以降、大きく活かすことができます。
周囲からは年齢に関係なく、落ち着き冷静があることから「知者」として頼りにされる方です。
安定した人生を送ることができます。
次回は「51番干支 甲寅」を解説します。
お楽しみ!