算命コーチ鞠の人物解説シリーズ⑭~3人の同じ生年月日の有名人~同じ生年月日で異なる生き方になるのは?
算命コーチ鞠の人物解説シリーズ⑭
~3人の同じ生年月日の有名人~
同じ生年月日で異なる生き方になるのは?
みなさんは自分と同じ生年月日の人とあったことありますか?
有名人と同じ生年月日という人は結構多いのではないでしょうか。
今回は、同じ生年月日でそれぞれ別々の分野で才能を開花されている3名の方を解説します。
1942年1月8日生まれ
●小泉純一郎(元首相、政治家)
20年ほど前、首相として「構造改革」の旗印に様々な政策を実行した政治家です。
●スティーブン・ホーキング博士(理論物理学者)
アインシュタインの物理理論を解明したり、
宇宙物理の研究をされていた方です。
彼の人生が映画にもなっていますね。
●角川春樹(実業家、映画製作者)
角川書店の元社長
角川書店は映画製作に積極的に取り組み1980年代前後は、
「時をかける少女」や「セーラー服と機関銃」などの多くの作品を世の中に発表しました。
●天冲殺 子丑天冲殺 生月天冲殺 生日天冲殺
子丑天冲殺の方は、スタートをきるために人々に呼びかけ、
事業を立ち上げることが得意です。
新しいことを創ることが得意です。
親や家系から何かを受け継ぐより、
自ら新しいものを生み出していく強い力があります。
小泉元首相は、政治家の家柄ですが自身の信条を貫く人です。
自民党という枠組みにいながら、
自民党を中から壊し改良していく活動をされていました。
ホーキング博士も物理学の新しい概念を世界に発信していました。
角川さんも親から受け継いだ事業(角川書店)を新しい事業(映画製作など)を展開して拡大していきました。
生月天冲殺(特殊な天冲殺)
生月天冲殺は自身の天冲殺の月に生まれた特殊天冲殺です。
子丑天冲殺は本来、自分の生家や家系から独立して自分で生き抜いていく人です。
しかし、家系のご縁からなかなか離れることができない状態になります。
生月天冲殺の影響を陽占(中央の鳳閣星、南方の貫索星)が受けることになります。
生日天冲殺の特徴は、
親や目上の人から「何を考えているかわからない」という印象をもたれやすいです。
特に子供の時は自分のことをわかってもらえないという葛藤が大きくなります。
●陽占
東方:玉堂星 天極星
東方は仕事や友人、兄弟との関係性を表します。
玉堂星は「物事の理」や「真理の追究」を大事にします。
「本当は?」を生涯追い続ける人です。
学ぶことを楽しむことができます。
ホーキング博士はまさにこの「玉堂星」が自身の研究者としての生き方を活かされていたと思われます。
物理学を探求していくことは、
生命や宇宙や時間や空間(わたしには想像もできませんが)、
「真理」に出会える学問なんだろうなぁと感じます。
スケールが大きいですね。
小泉元首相も自分の信念を貫く政治姿勢は
玉堂星の「秩序」や「あるべき姿」を大事にする持ち味を活かしている生き方と思われます。
天極星は「勘(感)が鋭い」人です。
「なんとなく」と感じることが実際に起きたり、
五感以外の感覚がピンときたことで動くとうまくいったりすることが多いです。
芸術的な感性も豊かですが、技術や科学の世界でも能力を発揮できる人です。
ホーキング博士は研究者、角川さんは出版と映画などの芸術の世界で自分を活かす生き方をしていますね。
中央:鳳閣星 天印星
中央は自分の本質を表します。
本来の鳳閣星は、冷静で分析力があり、自分の生き方に「無理をする」ということはしません。
しかし、生月天冲殺によって不自然な影響を受けます。
本来ののんびりとした心持ちではなく、神経質な面がでます。
気を使いすぎて疲れやすく、消耗します。
人に伝達することが本来得意ですが、
うまくいかないこともあって葛藤します。
物事を分析する、自分がやりたいことに集中する環境をつくることは3人に共通していますね。
天印星は周囲からサポート受けることがうまい人です。
天印星をお持ちの方は、なぜか人からかまわれます。
困っていたら、人から助けられることも多く、周りが放っておくことしません。
歳をとってもお茶目なコミュニケーションをとる人です。
ユーモアもある人です。
西方:貫索星 天禄星
西方は配偶者、家族の関係、物事の結果に関する取り組み方を表します。
配偶者は家族とは「お互いが自立した関係」であることを大事にします。
夫婦であれば友達夫婦。
家族も「父親とは!」というかかわり方ではなく、
子供にも一人の人として対応をします。
甘やかすことはしない。
自分と同じ立場、目線でかかわります。
天禄星は慎重な人です。
自分のやりたいこと結果を手にするために粘り強く努力をします。
また、リーダーシップを発揮できるので自分の目的のために周囲を巻き込み協力を得ていきます。
小泉元首相、ホーキング博士、角川さんも自分のやるべき結果のために忍耐強くやり抜いていますね。
南方:貫索星
本来の貫索星は自分の意思を貫き、一度決めたことをやり抜く人です。
自分の意見を人の意見によって変えることはありません。
しかし、生月天冲殺によって不自然な影響を受けます。
極端なマイペースな行動で無責任な印象を周りに与えることがあります。
家族との縁(兄弟)が薄い場合もあります。
本来は環境変化が苦手ですが、苦手な人ともうまく合わせて適応できます。
自分のやりたいことを信頼できる人と一緒に取り組むことで成功を手にしやすくなります。
北方:貫索星
北方は精神の世界、親との関係性を表します。
北方にある貫索星は、自分の信念を守ることに力を注ぎます。
周りの急激な環境変化はストレスを感じます。
一つのことに集中できる環境を大事にします。
あれこれとやるのではなく、一つ一つを完了させていきます。
角川さんの場合、事業を広げていく際に一つ一つを集中しながらすすめることがポイントだったと思います。
●五行エネルギー
中央の金性エネルギーが一番高いです。
自分の考えは「頑固」と思われるくらい変えることはありません。
金性エネルギーは自分の意思を貫くためには、
周囲と闘っても勝ち取る努力をします。
3人の政治家として学者として経営者としての意思を貫く強さはここにありますね。
●陰占(金性一気格)
天干が辛で地支が酉、丑、巳と金性エネルギーにまとまります。
命式全体が金性エネルギーのかたまりです。
金性は「攻撃本能」です。
時代の先駆け、新しい道を創る人です。
世の中が「動乱期」に世に躍り出てくる人です。
新しい世の中を作り出すために闘う姿勢は、
多くの人を惹きつけます。
思考のテンポが速く、失敗をおそれず行動します。
大きな波を作り出し、その結果「地位」や「名誉」を手に入れます。
●命式を拝見して
今回の算命の方は、戦後に幼少期を過ごし、
経済と文化が成長をしている時代に壮年期を過ごし自分の「使命」を見つけました。
同じ生年月日で別々の環境で育った3人。
活躍した世界は異なりますが、
「新しい時代を創る」
という点は共通していると思います。
同じ生年月日だから、同じ人生を歩むことはありません。
どのような環境で育ち、何を学んできたかが重要です。
3人は持ち味は共通していますが、
活躍する舞台でどんな星が才能として活かせるかで違いがあると感じました。
閑話休題、
次回もお楽しみに!