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歌詞から想像するフィクション その1

みなさんこんにちは!ちちぽぽです!
わたしは妄想するのが大好きで、しょっちゅう妄想にふけっています。笑

あるとき大好きな歌を聴いているときに思いついたのが、歌詞から想像してそこからフィクションを作り出すのって面白そうだなぁと思ったんです

小説のような書き方はまっっっっっったく無知なわたしですが、
これなんの歌だろうとクイズのような感覚で推理してみてください。笑


真夜中25時。夜風にあたりながらわたしは悩んでいた。いや、悩んでいたというより理由もわからずに落ち込んでいた。

なんでこんなときに…明日は…


ふと昔のことを思い出していた。
彼を初めて見つけたのは校庭のグラウンドだった。あんなに楽しそうに部活動に励む彼を見て胸がときめいた。『わたしもあんな風に笑えたらな』なんて思ってたら向こうからサッカーボールが転がってきた。

初めてあなたと喋った。何年も経った今でも一言目は覚えている。

『ありがと!あ、そのカチューシャ似合ってるね…。』

それからいつのまにかわたしたちはいつも一緒にいるようになった。
ずっと一緒にいられるか星座占いに頼ってガックリしたこともあった。

でもあなたは大笑いしてた。なんだかわたしまでつられて笑ってしまう。
あなたは笑っている時、右手でおでこを撫でる癖があるよね。そんな何気ない仕草でさえも『好き』という感情が反応していた。

『おれさ、いつか医者になってみーんなを治してやりてぇんだよ!』
あのときせっかくあなたが夢を語ってくれたのに、わたし笑っちゃったね。
『みんなって、どこのみんなを治すのよー』

あなたは本気で夢を信じていた。わたしはそんなあなたのそばで

学校ではなんだか恥ずかしくっていつもみたいにできなかった。
ベタベタしたいとかじゃあなくて、ちょっぴり近くに居たい。それだけで満足。
でもキあなたはみんなの人気者だから、いつも周りに誰かいる。

嫉妬してたのかも。今思えば嫉妬なんてしたことなかった。
わたしは嫉妬に苦しんでた。あなたには強がって隠していたんだ。
わたしの心がわたしのじゃあないみたいに…訳がわからなくなっていた。


確かその時期だった。あなたがあんなに綺麗な夕日を見せに連れて行ってくれたのは。

『夕日っておれ好きなんだよなー』

『赤色、好きだもんね』

あなたは一呼吸置いた。まるで数秒後、あたりが無音になるのを知っていたかのように。
そしてあなたの声だけが聞こえた。
『赤色ってさ、いろんな色の中でも1番遠くまで届くんだってさ。夕日は最後までおれたちを見守ってくれてんだ。おれはさ、おまえにとっての【赤色】でありたいんだよ』

知らなかった。あなたがそんなに想ってくれているだなんて。
わたしは初めて誰かの言葉に涙が溢れ出た。


…あれ。涙…出てる。

そっか。わたしこわいんだ。
大好きなあなたがいつか急にフッといなくなっちゃうんじゃあないかって。

でも気がついたら思い出の中のあなたの言葉がわたしをあたためてくれていた。
もう大丈夫だよ。明日、あのチャペルの扉の向こうで会えるもんね。


わたしは今、目を閉じている。あえてそうしている。歩きながら目を瞑るのは
ちょっぴりこわいけど、手を引いてもらっているから大丈夫。

聞こえてくるの音は2人で選んだメロディーと胸の鼓動。

『着いたよ』と、父の声がした。
目を開けるとお父さんがいた。そしてあなたも。

あなたはわたしに言う。
『ん?そのカチューシャ似合ってるね。』

よくわかったね。ウェディングドレスには似合わないけど、あの日初めて喋った時と同じカチューシャ、
こっそりつけてたのに…やっぱりわかったんだね。

ここからはあなたと歩いていく。あなたはいつもと変わらない笑みを浮かべていた。

誓いの言葉。ずっと何がいいか考えてた。でも最後の最後まで決まらなかった。
ありきたりな言葉かもしれないけれど、口をついて出た言葉は…

『これからもずっと一緒だよね』

あなたは一呼吸おく。

『あぁ、おれがお前にとっての赤色だよ。大好きだよ、ちちぽぽ。』



……笑。

すみません、最後ふざけてちちぽぽって入れちゃいました。笑


I WISH /明日への扉


今日も幸せ。明日がワクワクする!

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