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【静岡大成高校】美術ゼミの挑戦!地域の笑顔を繋ぐミニ看板制作プロジェクト

静岡市の中心部に位置する静岡大成高校で、今年度から新しく開講した「美術ゼミⅠ」(高校2年選択授業)において、地域に根ざした特色ある教育活動を展開しています。今回は、静岡市の歴史ある商店街である鷹匠一丁目と駿府町での、生徒たちによるミニ看板制作・プレゼント活動についてご紹介します。この取り組みは静岡新聞社様にも取材していただき、地域の注目を集めました。

静岡大成高校ならではの地域連携プロジェクト

本校美術部は20年近くにわたり、静岡市の中心商店街である鷹匠一丁目商業発展会および駿府町一区町内会・発展会との地域交流ボランティア活動を通じて親睦を深めてきました。この長年の信頼関係を基盤に、今回の活動では両商店街の会長様と各店舗の皆様方のご協力のもと、次のような取り組みを実施しました。

  1. 静岡市中心部商店街への訪問と店舗リサーチ

  2. 各店舗の特徴や歴史の調査とデザイン考案

  3. 店舗オリジナル「ミニ看板」の制作

  4. 店舗への直接訪問とプレゼンテーション

「おもてなしの心」を育む事前準備

静岡ならではのホスピタリティを意識し、生徒たちは以下のような準備を行いました:

  • 丁寧な言葉遣いと静岡弁の適切な使用の検討

  • 班ごとの接客シミュレーション

  • 店舗への感謝の気持ちを込めた手書きの手紙作成

生徒たちの学びと気づき

活動を通じて、生徒たちから以下のような感想が寄せられました。

「最初の挨拶が大事!お店の方の目を見て話すことで信頼関係が生まれました」
「接客中のお店では、邪魔にならないよう外で待つなど、相手の立場に立って考えることができました」
「静岡の商店街の方々の温かさに触れ、自分も地域に貢献したいと思いました」
「お店の方が笑顔で迎えてくださり、地域の絆の大切さを実感しました」

これらの感想から、生徒たちが実践を通じて、静岡大成高校が大切にしている「優しさ」と「思いやり」の心を育むことができたと実感しています。

予想を超える教育効果

普段の教室では控えめな生徒たちも、静岡の街なかで自作の看板をプレゼントする活動を通じて、生き生きとした表情を見せてくれました。「お店の方に笑顔で受け取っていただけました!」と、晴れやかな表情で報告する生徒たちの姿に、教員としても大きな喜びを感じました。

静岡から広がる教育の可能性

この美的活動を通じて、生徒たちは「笑顔」の持つ力と、地域社会との繋がりの大切さを体験的に学ぶことができました。静岡大成高校では、今後も地域に根ざした特色ある教育活動を展開し、静岡の未来を担う人材の育成を目指していきます。

商店街や地域の方々との交流を通じて、生徒たちが静岡の街づくりに貢献できる存在として成長していく姿を、これからも見守り、支援していきます。

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