247 幸不幸を気にすると人生は暗くなる
幸福か不幸かということを気にすると、人生は暗くなります。世間でいう幸福か不幸かは、人間にとってあまり関係ないのです。
「私は幸福です」と思ったら、傲慢になって悪行為になります。「私は不幸だ」と思ったら、怒りで落ち込んで暗くなって悪行為になります。
ですから、そうではなくて、「次、どうしましょうか」ということで、次、次、次へと意志をもって善い行為をすることです。人生はそれで結果として幸福になります。
どのように生きるのか、ということこそ大事です。つねに、どのように生きるのかがテーマです。
「なぜ、生まれたのか」「なぜ、このように生まれたのか」ではないのです。 もう生まれてしまったのだから、今さら「何のために生まれた?」などという問いは時間の無駄です。
『一瞬で心を磨くブッダの教え』第4章 幸福に生きるための秘訣《慈しみ》アルボムッレ・スマナサーラ サンガ出版【業/苦/死―アルボムッレスマナサーラ法話選12012年 p82】
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