サンドウィッチマン
サンドウィッチマンがM1グランプリで優勝したときのことはよく覚えています。
彼らは敗者復活から本選に行ったのですが、テンポのいい漫才、こなれているネタ、ベテランの風情のほかに、「彼らには追い風が吹いている。」と感じました。
私は「きっと優勝する。」と思っていましたが、その予想がはずれるのが怖くて周囲の人には黙ってテレビを観ていました。
M1優勝後、『エンタの神様』はじめいろいろなお笑い番組に出演していましたが、見た感じがキングオブコントで優勝したビスケットブラザーズみたいに重量級コンビでしたし、しかも二人ともコワモテ、観客も応援していいのかどうななのか迷っているようでした。
そうそう、このコンビには好感度という言葉がよく似合います。ある番組のドッキリ企画で、「本番直前にピンマイクを付けるとき、音声さんがやたら不器用で時間がかかり過ぎたら伊達みきおは怒るのか?」というのがありました。
「本番まであと1分でーす。」と声が掛かる中、伊達みきおにピンマイクを付けようとする仕掛人。非常にもそもそしていて、なかなか伊達にピンマイクのセッティングができません。何度もシャツの下から手を這わせてピンマイクを付けようとしますが、送信機からの距離がありすぎて、ケーブルに引っ張られてやり直すという失態の連続。
最後の最後にやっとピンマイクが付きますが、そのときはもうすぐ本番です。
もう時間なのに、伊達みきをは仕掛人に言います。
「新人? いくつ? 若いねぇー。いいねぇー。頑張って。」と。
そして、その仕掛人の背中を軽くパンパンと叩き「気にすんな。」と言わんばかりに元気づけ、さっそうと舞台に出て行きました。
正直、「かっこいい!」と思いました。
この二人には、「東北魂」という言葉も似合います。
一度、伊達みきお推薦の仙台にある油揚げのうまい店に行ってみたいと思っています。それには、まず店の名前を調べないとなりませんが。
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