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兵庫県職員OBの酒呑童子「老害」論 (842文字)
昨年からネットに話題を提供しつづけている兵庫県知事選挙と同県の百条委員会ですが、最近兵庫県職員OBの方が酒呑童子(後述)という名前でいろいろネットで発言していることが取り沙汰されています。
酒呑童子:鬼のすがたをまねて財を掠(かす)め婦女子を掠奪(りゃくだつ)した盗賊。
この酒呑童子氏の発言内容は、「自分はOBではあるが、今回の知事選挙をはじめとして見過ごすことのできないことが多々ある。兵庫県の若い職員(後輩達)のことを考えるとこれを放置することはできないので物申す。」といったものです。具体的な内容はピントがずれていて、議論として取り上げる価値のないノイズ(雑音)といっていいものと思います。
私自身は、兵庫県知事選にも兵庫県庁の業務にも関係ないのですが、この酒呑童子氏の発言をもって「老害」というコメントが付くことがあるので、この評価について私見を述べたいと思います。
私の結論は、この酒呑童子氏の存在は老害とは言えません。この人は恐らく若い頃からこういう屈折した思考をしていたのものと思われるので、「害」(がい)と呼ぶべきと思います。
そもそもが「害」であったところに加え、①OBであることにより責任を取らなくていいという気楽さ、②一つの見解を多様な角度から検討する能力の欠如による自己の意見に対する過剰な神聖視、自己を孤高(「ここう」ひとりかけはなれて高い境地にいること。)の存在と誤認していることからくる自己中心的な論述。
そもそも、自分を酒呑童子と名乗ることに虚栄心(「きょえいしん」みえを張りたがる心。)を感じます。
酒呑童子氏は、県庁のOBだということですから、高齢だと思われるので「老害」と評価することも誤りではないと思いますが、私の評価は前述のとおりです。
私も加齢により自分の欠陥が増幅され、周囲の人たちから疎んじられるときが来るのかと思うと、脳を鍛えてできるだけそれを回避または遅延させるように努力したいと思います。