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【感想】『誰でもできるのに9割の人が気づいていない、お金の生み出し方』今井孝

今回は今井孝著『誰でもできるのに9割の人が気づいていない、お金の生み出し方』を読みました。

普通の人がゼロからお金を生み出すための、考え方と進め方を解説している本です。
好きなことを仕事にしたいけど、怖くて始められない人の背中を押してくれます。


📕このnoteを書いてる人📕
自己啓発、健康知識が好きな30代会社員。
社会人になって自己啓発本にハマり、本やインターネットで毎日何かを学ぶことが趣味でありライフワーク。
欲しい本のレビューが少ない時に困った経験から書評ブログを開始した。INTJ🐏


ゼロからお金を生み出せるようになる知識とは?

1.私が読んだ動機

給料以外に収入源が欲しい!と思っていますが、
私が勤めている会社は副業を推奨していません
私自身も何を始めたいのか全く分かっていません。
今現在は副業を始める環境ではない状態です。

何も始められない状態なので、実際に手を動かす方法よりも、新しい考え方を学びたいと思っていました。
本書は「お金を生み出す知識」を解説する本なので、自分に合っていると思い手に取りました。

2.こんな人におすすめ!

  • 好きなことで稼ぐ勇気が出ない

  • 自力でお客さんからお金をもらうイメージが湧かない

  • 自分のサービスに自信が持てない

  • お金を生み出せるのは特別な人だけだと感じて卑屈になってしまう

お金を生み出す知識と考え方を身につけることで、一歩踏み出す手助けをしてもらえます。

3.同じ能力なのに成功する人と普通の人

フリーでITサポートのビジネスをしているUさん。うつ病を経験し、引きこもりから脱した会社員でした。
社内で自分より優秀な人は他にいるそうですが、今では一般的なITスキルでお金を稼いでいます。

同じ能力でもお金を生み出さす人とそうでない人との違いは、お金をいただくことに抵抗があるかどうかです。

著者は会社員からフリーでお金を稼ぐようになる人を多く見てきました。最初は皆、お金をいただく抵抗があるそうです。
ですがその原因になっている考え方をやめ、新しい考え方を取り入れたのです。

4.お金を受け取るために捨てる「間違った思い込み」

お金をいただく抵抗の大きな原因が「長く働いた分だけお金がもらえる」という思い込みです。

会社員は給料のために時間を拘束されます。残業代もあります。
そうすると、「時間でお金をもらっている」と知らず知らずのうちに思い込んでしまいます。

その思い込みをなくすこと。
そして、お金を生み出すために正しい方向で努力することが大事だと言います。

5.お金を生む「人間の欲求」を徹底的に理解せよ

正しい方向の努力=人間の欲求を知ることです。
どんなものでも、誰かの欲求を満たす=需要があれば売れます。
そんなこと分かってる!と思うかもしれません。
分かっていても、その欲求を知るために行動できる人はどれくらいいるでしょうか?

〈本書で紹介されている行動例〉

  • サービスを提供する時間より話を聞く時間を長くとり、相手の感情を理解する

  • 勉強会と称して人に集まってもらい、悩みを聞かせてもらう

  • 商品を買ってくれたお客さんに実際に会って話を聞く

自分のサービスが得意なものであれば、ついスキルアップに時間を使いたくなります。
そこをぐっと堪えて、相手の欲求を理解する行動に集中する方がお金につながります。

6.差別化不要!他人と同じでも稼げる

お金を生み出す最初の段階では、他者にない強みは必要ありません。

先ほど述べた通り、お金を生み出すのは「人間の欲求」です。
周囲と比べる前に、目の前のお客さんのニーズを満たすことに集中することが大事です。

7.商品に自信を持つためのマインド

全ての人の欲求を満たすのは不可能です。
それはつまり「高い」「怪しい」「効果がない」という声を、聞き流さなければならないということでもあります。

「他の方法は分かりませんが、私はこれでこんな結果が出ました。
それをこの値段でご提供します。それで良いと思う人だけ買って下さい。」

これが、自信を持ってお金を受け取れる人の到達する境地です。

批判の声を流すと決めてしまうことが大事です。
そうすると、お金を払ってくれる人からは自信を持って受け取れます。
くれぐれも「全ての人に認められる」という誤った目標設定をしないように注意したいです。

8.スキル不足より手抜きで客が離れる

婚活コンサルを受けたのに結婚できない。
英会話コーチなのにネイティブレベルではない。
それでも、相手のためになることを探して対応していれば満足してくれます。
お客さんが離れていくのは、手抜きをされた時です。

満足度が低いのは、
「この人は手を抜いている」
「めんどくさそうな対応をされた」
「こちらの思いに共感してくれていない」  と感じられた時です。
(中略)
手を抜いているつもりはなくても、相手からすると期待するスピードより遅いし、失敗しないこと自体が目的になっているし、自分に共感してもらっているように思えません

どんなに能力不足だったとしても、相手が得たい結果のために取り組むことが大事です。

9.お客さんにエネルギーを与えよう

英語を学ぼうとする人の多くは、「自分は英語がまったく話せない」と思っています。こういう人たちが深い満足を覚えるのは、「今の自分の英語力でも、少しは思いを伝えられる」と感じられた時です。

もしお客さんが、憧れに対して足りないものを補うために商品を探していたとしたら。
不足感を煽って買ってもらうこともできます。

反対に「今のままでもあなたは大丈夫」と感じてもらうことで癒やすこともできます。
そうすると相手は、憧れのスタートラインに立った満足感を得て、さらに成長するやる気が湧いてきます。

自分ではない何者かになりたい気持ちは、多くの人が持つ苦しみです。
相手がその挫折を繰り返していたとしたら、「今のままで大丈夫」と感じてもらうことには、計り知れない大きな価値があるということを覚えておきましょう。

【総括】「相手の欲求を満たす」それ以外を捨てる勇気をくれる本。

「人間の欲求を理解すればいくらでもお金は生み出せる」

これがこの本の主張だと感じました。
批判の声や自信の無さを切り捨てて、とにかく相手の欲求を満たすことに集中すれば、ゼロからお金は生み出される。
その主張とともに、私たちが持つお金の思い込みを不要だといっています。

内容は非常に現実的で、有益でした。
専門用語もなく初心者向けです。

ですが、個人的にはもう少し体系化するか、話を短くして欲しいと感じました。
各章のテーマに対して話が広がりすぎており、読みづらいです。

頭から読むのにこだわりがない人は、気になる部分を目次からピックアップして読むことをおすすめします。

おわりに

もし自分が何かサービスを始めたとしたら。
相手の欲求を満たすことに徹することができるだろうか?
と想像しながら読みました。

お客さんと一対一でサービスを提供していたら、保身に走りたくなる瞬間が絶対来るだろうなと思います。。。
最初のうちは特に慣れないだろうな〜と思いながら読みました。

個人的には読みにくさを感じたので、読み返すかは分かりません。
ですが内容は本当に有益だと思います!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

ひつじ🐏📕

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