アルバム管理ができない人のカメラロール整理術

おれはカメラロールの整理ができない。
初めてiPhoneを手にしてから10年あまり、いくあてのない写真を持て余している。

無精が過ぎるのだろうか。
この手の整理はアルバム管理が一般的だと思うが、それが面倒でできない。
タイトルだとか、分け方だとか、気に食なくて何度もやり直す。
ちまちまとした操作の連続に虫が騒いで、終いにはどうでも良くなってしまう。

そんなおれにも契機が訪れる。
率直な感想や、日々のあれこれをメモで書き留めるようになったことだ。
無遠慮に書き綴った他愛のないものだけど、これに写真を添えて日記風にしてみたら、大変すっきりおさまった。

おさまるところにおさまったなら、カメラロールからは消してしまって問題ない。
(なんならメモから復元もできる)

自分なりにしっくりときたこの方法、メモアプリでの写真整理をご紹介させてほしい。
(iOSのデフォルトメモを使用しています)

おれのカメラロール事情

諸般の事情によりカメラロールには、2021年以降の写真しか残っていない。
それでもおよそ、500枚弱の写真がひしめいている。

写真を大きく分類すると、
保存されていたのは以下のようなものだ。

思い出系：旅行おでかけ、会合、食べたもの、捨てたもの
活用系：HPや電子書籍のスクショ、壁紙、規約、各種番号

紙はなるべく捨てるようにしていて、
行政の通知など紙ベースの通知もスクショに含まれる。

必要な写真を取り出そうとすると、用途の異なる写真が混在していて、視認性が非常にわるい。
カメラロールをスワイプしていると、無秩序な写真の連続に、〝これなんだっけなタイムラグ〟が常態発生する。

写真として残しているのは、多少なりとも心に響いたり、活用しようと思ったからなのに、きちんと落とし前がつけられていない気がする。

写真には写りきらない思いの丈がある。
スクショには利便のために文字情報を補う必要がある。
こいつらにちゃんと落とし前をつけようじゃないの。

メモ帳日記で思い出整理

ささやかな思い出も、文字によるディレクションが加われば、より鮮やかで楽しげなものとなる。

〈ひとこと日記＋思い出写真〉形式を採用するとこのようになる。

清龍酒蔵の見学写真

文章と写真をリンクさせると、思い出がよりどころを得る。
できごとを無事消化できてほっとする。

おれは満足した結果、もとの写真は消してしまうことにしている。
するとカメラロールからは一枚一枚かたがつく。

おれの整理とは、カメラロールから写真そのものをなくすことだ。

こういうのもある。

ものを捨てる時に写真とりがち

捨てたものの来歴をそえると、供養になる気もする。
ひとりTwitterのようだが、誰にも見せないので好き放題書くようにしている。

Todo管理もメモアプリで

メモアプリにTodo機能があるのは最近知った。

これ使わんなーと思っていたが、
タスクと一緒に備忘の写真を貼り付けておくと、とても便利だと気がついた。

〈Todo＋補足写真〉形式だとこうなる。

レースカーテンがまだ買えていない…

遮光カーテンは買ったのだが、
レースカーテンがまだ買えずにいる。
再び寸法を測るのが面倒なので、スクショが保存されていた。

繰り返し確認するものはまとめておく

無精なのでとにかく写真にとって済ませようとする。
撮ったはいいものの、前述の通り整理ができないものだから、掘り出すのがとかくめんどうだ。

そんなおれを救うのが、タイトル＋写真形式の備忘録だ。
備忘メモとしてまとめているのは、以下のようなもの。

•ゴミ捨ての曜日
•各種PWのスクショ画面
•マウスピースの注意事項(歯医者でもらった)
•郵便物
•結婚式の案内状
などなど

〈タイトル＋内容写真〉だとこうだ。

備忘メモ一例

写真表示を小さくして(タップすると拡大)一覧性を高めることもできる。

レシピなんかも一つのメモにまとめるのは大変結構だ。

まとめ

思い出関連は〈ひとこと日記＋思い出写真〉
タスクが伴うものは〈Todo＋補足写真〉
何度も確認するものは〈タイトル＋内容写真〉

以上３つの形式にあてはめていくことで、写真の行きつく先が定められるという発見であった。

メモ帳とは地味で味気ないかも知れないが、おれはこのシンプルさが気に入っている。

ただし、整理には多少時間はかかる。
古い写真を整理しようとすると、思い出を引っ張り出すのに難儀する。
今は、2023年の整理に取り掛かっているところだ、、、。