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EOS RPというお手軽フルサイズカメラ

いま(2024年11月)現在、フルサイズのセンサーでお手軽に買えるカメラって何があるだろう?
軽くて安くて、何にも気にせずカバンの中に放りこんで持ち歩けるカメラ。
マイクロフォーサーズやAPS-Cのコンデジもお散歩や携帯用には良いですが、やっぱり画質が落ちるのは気になる。でも重いカメラは嫌だ。
そんなわがままな気分にぴったりのカメラがEOS RPなんじゃないかと。
発売時期も2019年と古く、実売で10万円ちょいで新品購入できます。
すごくお買い得なカメラなんじゃないかと今さら急に興味が出てきまして、買ってみることにしました。
写真を仕事にしているとなかなか触手が伸びないカメラ。
写真が趣味な人はもう少しお高いカメラを買いそうです。α7とかR6とか?
子供の運動会とか発表会、日頃の成長記録用にお父さんお母さんが使うカメラにはAPS-Cとかマイクロフォーサーズセンサーのカメラのほうが手軽だし、レンズの焦点距離も稼げます。
そう考えると需要がありそうでない、すごくニッチなカメラなんではないか?
でも経験上、キヤノンがわざわざ性能を極端に落としたセンサーを載せるはずがない。画像処理エンジンは最新を搭載してないけど、センサー自体の性能は対して変わらないだろう。
だからサブカメラとしての機能は十分に果たすような気がしたのです。

カメラを始めたいorもうちょっとステップアップしたい
けどフルサイズってどうなんだ?
試してみたいけど、カメラなんかに20万も30万も予算かけられないぞ、というかたの参考になれば。


RPとRF24-70mm F2.8


まずは見た目。
すばらしく小さくて軽い!良い意味でおもちゃ感満載。
このままだと、まるでコンデジのようでテンション上がるのですが、
そこは普通のミラーレス。
レンズを付けるとこうなります。。。
RPにそぐわないデカいレンズですみません。
うーん、、、αとかもそうなんですが、ミラーレスカメラって
ボディを頑張って小さくしたところで、結局レンズはデカいのでバランスが悪くなるんですよね。
昔のEOS1DXのような、でかいボディのほうがカッコ良いし、バランス良いと思うのです。どうせ重いんだから。

EOS-1D X Mark III

アダプター付ければ、今までのEFレンズも問題なく使えます
AFも全然問題ないです。

変換アダプタ付けた感じ

アダプタ付けるとこんな感じ。
パンケーキレンズ付けてこの感じなら最高です。
でも、この時点ではレンズ付いていません。なんだか、コンパクト感が半分くらい失われています(笑)

50mm F1.4 単焦点


上から
横から


持っているEFレンズの中で一番小さな単焦点レンズを付けてみました。
ダサくはないけど、小さくはないですねー。
ボディが大きいと小さく感じるレンズなんですけどね。
アダプタがなければレンズの出っ張りが1/3以下になるので
やっぱりこのカメラを使うならRFレンズのほうが良いです。
性能や写りは変わらないからEFレンズの資産がある人で、この見た目と出っ張りが許せるならマウントアダプタでも良いと思います。

ちなみに、ズームレンズだと

RF24-70L


70mmにズーム  びよーん

うん、やっぱりアンバランス。
もっと軽いレンズが似合いますね。
持ってないんですよね。
今度フォクトレンダーのノクトンでも買ってみようと思います。
(MFの時点でお手軽ではなくなって主旨からずれますが・・・)

で、肝心の写りはどうなんだ?ということですが、
EOS R5markⅡと変わらないです(笑)
60万円と10万円のカメラが同じ映りなわけない!
と思うかたもいらっしゃるでしょう。
もちろん画素数が2000万画素以上違うので、そこは土俵にのせていません。
でも、4500万画素以上必要なシーンは写真のお仕事でない限り必要ないはずです。
Photoshopでピクセルが見えるほど拡大すれば、当然EOS R5markⅡのほうが解像しています。
でも同じ2620万画素で比較してみると、誤差ですね。
立体感や発色などは変わらないし、4Kのモニタ(EIZOのカラーエッジ)で見ても、まったく違いはわかならいです。
ISO感度が高くなる夕方以降にもテストしてみましたが、こちらは意外にもRPのほうが結果がかなりよかったです。
当然といえば当然です。
同じセンサーサイズを4500万分割しているカメラと2620万分割しているカメラでは1画素あたりの面積が違いますから。
大きいほうが有利に決まっています。
α7シリーズのRとSと同じですね。


結論


同じメーカーの同じセンサーサイズの
10万円と60万円のカメラ
画像のクオリティはいっしょです。
※あくまで私の独断と偏見に満ちた結論でござます。異論は大いに認めます。
暗所に強いことを考えると、むしろRPのほうがよかったり。
しかし安くするために機能を削ぎ落としたカメラなので、デメリットもいっぱいあります。
・おそろしく安っぽい。
質感もボタンやダイヤルの感触も子供のおもちゃみたいです。
シャッターなんかSwitchのボタンのほうが質感良いですから。
・ファインダーのクオリティが思いの外低い。
最新のαとかR5Ⅱとかを見慣れてるせいもあるでしょうが、びっくりするくらいファインダーのクオリティが低いです。フジのX-E1とかE2がこんな感じです(笑)
フレームレートも遅いので、動きものは辛いですね。
AF機能も当然大したコトないので、
スポーツとか運動会とか電車とか、動きものを撮る人は向いてないですね。
単純にファインダー覗いていて、気持ちよくないです。
人によっては結構なデメリットポイントですね。
・手ブレ補正機能がない
まあ、あるに越したことはないですが、画素数が少ないからなんとかなります。
手ブレ補正付けて価格が上がるなら意味ないので。

いかがでしょう?
メインでは他のカメラ使ってるけど、サブカメラで画質だけは落としたくない人。
風景とかスナップメインで、フルサイズを持っていない人には良いカメラだと思います。
EOS R5markⅡなんかと比較撮影もやってみたので、次回はその検証結果でも書いてみようと思います。


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