下手な建築家は、公共建築で無駄なデザインをするなよ
さすがに前々回の「建築家の時代は終った」という話は、共感してくれる人が少なかったようです。
中にはマジメに、この社会から文化、芸術が無くなることは許せないという御高説を下さった方もいて、私の文章はなんでこんなに下手なのかと、反省。
私は、端くれの端くれですが、文化、芸術を愛して、欲している末端の一人と自覚しているつもりです。
だから建築家は純粋であるべきで、ハウスメーカーや企業の中の、本業をサポートする立場にある建築家を除外しているのです。でも近年、そういう主張は二代も三代も時代遅れになったようですね。
だから、時代遅れかも知れないけど、公共建築のホールなどで、「オイオイ」と言いたくなるような下手くそなデザインに余計な金を使っていると、「止せ!」と言いたくなるのです。その点、佐藤武夫の公共建築は、見事だったなあと言いたかったのです。
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