中学受験や高校受験。そして授業料無償化【奈良移住】
奈良県は地方でのびのび子育てみたいなイメージを勝手に持っていました。
しかし実際、移住してみて教育熱心な家庭が多いと感じています。
以前のnoteに書いています。
https://note.com/rich_hawk287/n/na075db954598
奈良県の中学受験率は、2023年のある資料によると全国3位だそうです。
一位から順に、東京、高知、奈良です。
奈良県は私立国立中学の数は決して多くないにもかかわらず、なぜ中学受験率が高めなのでしょうか。
いくつかの理由の一つに、高校が少ないというのがあるかもしれません。
ここ何年かで県立高校がいくつか廃校になりました。
ですから、家から遠すぎず通える県立高校というと数が限られており、校風で選ぶのではなく、この偏差値帯ならここ一択、という傾向になりがちです。
また、私立高校というと、超進学校が2校ほどあり(中学受験で入るのがメイン)、その他は、これまた数が少なくそこまで選択肢がないのです。
今年度(令和6年度)から奈良県でも私立高校の授業料無償化が始まり、県内の私立高校で適用になります。(但し所得制限付きと、授業料最大63万円まで)
大阪や京都に多くの学校がありますが、そちらは奈良から通うともちろん実費となります。
大阪府は奈良県に先立ち、授業料無償化を段階的にすすめていますが、大阪府民が大阪の私立高校へ通った場合、令和8年度から所得制限無しで授業料が完全無償となります。そして現在の上限額である63万を超えた分は、生徒ではなく高校側の負担となります。要するに、他府県から通う生徒が納めた学費で大阪府民の生徒も教育を受ける、ということになります。
こちらでニュースになっています。
という感じの、奈良の受験事情です。