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編集者が、12月が嫌いな理由(わけ)

12月がはじまってしまいました。編集者の年末と言えば、年末進行。

印刷会社が年末年始がお休みになってしまうので、その分進行が1週間くらい早くなるというもの。

私が20年前に担当していた月刊漫画誌は、25日発売だったので、そこまで影響があるものではなかったのですが、他の進行が早くなっているので、玉突きで早めにやらなきゃならないものがでてきて、通常のことをやりながら、大掃除したり、年賀状を作ったり。

そもそも、しめきりギリギリにならないと取りかかれない人たちを、しめきりギリギリにならないとエンジンがかからない編集者が取り立ててるので、いつもの月だってギリギリなのに、やることの多い年末に影響がないはずもなく…。

その後、書籍の編集をしたり、地域雑誌の編集をしたりしましたが、やはり編集者の年末は恐ろしく慌ただしい。だから、わたしは声を大にして言いたい。

「12月が大嫌いです!」と…。

もっと言うと、12月〜5月のGWくらいまでが嫌いな季節!

年末年始が終わると、2月は月が短いので、それだけで慌ただしく、3月は年度末の予算合わせと確定申告などでキリキリし、4月は年度始めで職場の環境が変わりドタバタするといった感じ。で、ようやく落ち着いた頃にGW進行でまた、前倒しをしなければならない。

それを乗り越えてやっと、5月中旬〜11月くらいで、通常運転と呼ばれる季節がやってきます。もちろん8月にもお盆進行があるのですが、日照時間が長い時期はどんなに酷暑の中であろうと、なんとか乗り越えられるのです!

そう、12月〜4月は日照時間が短いのも問題です。最近は、ウインターブルーなどと言って日照時間が短くなるとセロトニンやドーパミンが減少して鬱傾向になる人がいると言われているくらいなので、私もきっとそうだったに違いないんです!

というわけで、12月は、これから慌ただしい5ヶ月が始まるという憂鬱なシーズンというイメージが、編集を始めて30年来、刷り込まれてしまっているのです。

なので、どんなに街がイルミネーションでキラキラしていても、忘年会の誘いがあって、その場ではテンションアゲアゲしてても、私の心は晴れきることはないんです!

…と、そんな年末がスタートしまして、さらに自宅のマンションが、外壁工事をするということで、足場が組まれ、幕が張られ、晴れていても部屋の中が薄暗く、工事の音の中で仕事をすることになり、イライラがマックスになるという三重苦だか四重苦だかの状況を今年は迎えてしまっているんです!

どうなる私‼︎

つづく。

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