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祖品
2024年6月4日 10:14
ふと目覚めると、そこは見慣れない場所だった。どうやら、どこかの病室で寝ているらしい。急に起き上がったせいか、不意に鋭い頭痛が走った。頭の奥のずっと奥の方にまで響く。頭痛が過ぎ去るのを何秒か待って、またゆっくりと瞼を開ける。やはり、ここはどこかの病院のようだ。大部屋だが、私以外患者はいないようだ。まだ頭痛が続いている。ここに至るまでのことを思い出そうとするが、頭痛の先にある白いモヤモヤ