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不登校からの再出発:息子の大学進学までの軌跡と奇跡 #1

急に寒くなってきました。
この季節になると、息子が不登校になった頃のことを思い出します。

現在、息子は大学1年生です。
自宅から毎日、電車に乗って通学しています。
そんなに珍しくもない話のように聞こえるかもしれませんが、息子が大学進学に至るまでには色々なことがありました。

息子は中学1年の11月に完全不登校になり、その後10ヶ月間は自宅で過ごしました。 2年生の9月から市の適応指導教室へ通い、中学校へは週1回の別室登校で、他の生徒とは机を並べることなく過ごしました。

その後、定時制高校(昼間部、単位制)を経て大学へと進学しました。

不登校のはじまりから大学に進学するまでの軌跡を綴っていきたいと思います。

中学入学

2018年4月。
息子は中学校に入学しました。 まだ体に合っていないブカブカな制服を着て…

 4月だというのに恐ろしく寒い寒い入学式でした。
その時の私は、その約半年後にまさかうちの息子が不登校になるなんて…夢にも思っていませんでした。

幼稚園も小学校も大好きで一度も行き渋ったことなどなかった息子。
たくさんのお友達に囲まれて、いつも楽しそうに学校に通っていました。
「不登校」とは一番遠いところにいるとさえ思っていました。うちの子には関係ないことだと思っていました。


入学してすぐに息子は自ら立候補して、クラスの代表委員になりました。
小学校の時から人前に立つことが得意だった息子がその選択をしたことには何の不思議もありませんでした。
女子の代表委員は小学校から仲の良い活発な女の子でした。彼女となら大丈夫だろうと特に心配もしていませんでした。
しかし、この代表委員になるという選択は息子にとって重い重い荷物になってしまったようでした。 それに気づくのはずいぶんあとになってからでした。

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