あまりにあっけなく終わった成年後見人の任務
成年後見人になるきっかけ
私は認知症を患う父の成年後見人を務めていました。父が親から受け継いだ土地を所有しており、その土地は遠方にあったため、手放す決断をしたことがことの発端です。
成年後見人としての道のり
土地を売却するには成年後見人が必要でしたので、その申し立てを行うことになりました。司法書士さんなどに依頼することなく自分でその準備を行なったため、多くの苦労がありました。その甲斐あって、私が成年後見人になることが決まり、昨年8月に土地の売却も無事に完了しました。
予期せぬ終わり
現行制度では、成年後見は被後見人が亡くなるまで続きます。私はこれからも成年後見人としての責務を果たしていくものだと考えていました。しかし、今年に入ってから父は肺炎にかかり、残念ながら亡くなりました。成年後見人としての役割は、あっけなく終わりを告げました。
安堵の気持ちと感謝
父の死と共に、私の肩からは重い責任が取り除かれました。成年後見人としての任務は、時には精神的に大きな負担となっていました。しかし、その終わりはあまりに突然であっけないものでした。申し立ての準備はかつて経験したことのない大変さでしたが、多くの人に助けられ、支えられてその責務を終えることができたのだと思います。
申し立て時の苦労など成年後見に関することはまた今後も書いていきたいと思います。