内定ブルーを濁らせると大人になれるらしい。
私は就活を終わらせた。そう、終わらせたのだ。自分の意思と責任で。しかし、過去の多くの若者がそうであったように、私にも内定ブルークラブの招待状は届き、お招きに預かった。
振り返ってみれば、就活と私の関係が上手くいっていたことはなかった。あいつは私の悪口を言っていただろうし、私は大声で奴の悪口と性格の悪さを叫んでいたし。就活と顔を合わせなくて済んだ今、いなくてさみしいわ、なんて感情はこれっぽちもないし、むしろせいせいしたと思っている。でも、嫌いな奴と離れられたというのに、このも