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ピノッキオな秋
今年の秋はピノキオを読もうと思った。
きっかけはツイッターでレベッカ・ブラウン『ゼペット』(ignition gallery、2022年)の刊行を知ったこと。柴田元幸訳、カナイフユキ絵で絵本仕立てとは面白そうと注目していたら、次に新聞で豊崎由美さんがエドワード・ケアリー『呑み込まれた男』(東京創元社、2022年)を紹介していて、これもジュゼッペ(ゼペット)が主役の物語。偶然の出会いが続き嬉しくなり、そういえばピノキオって原作をちゃんと読んでなかったなと思い、何冊かまとめて読んでみることにした。
まずカルオ・コッローディの原作『ピノッキオの冒険』は、岩波少年文庫(杉浦明平訳、1958年)か、光文社古典新訳文庫(大岡玲訳、2016年)かで迷ったが、今回は岩波少年文庫に敬意を表して(挿絵も付いているし)、こちらを。続いて絵本版も1冊欲しくて探したら、いもとようこさんの絵本があった(金の星社、2016年)。この2冊にさきほどの2冊『ゼペット』『呑み込まれた男』の計4冊を揃えた。
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『ゼペット』は発行所のtwililight(トワイライライト)で購入。ここは東京・三軒茶屋にある本屋兼ギャラリー兼カフェで、2022年3月11日オープンとまだ新しい。今回初めて訪ねたが、良書が多くて目的の『ゼペット』以外にも色々と購入した。そしてカフェスペースでいただいたサンドウィッチが美味しかったです。
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そもそも『ゼペット』を発行しているignition galleryは、twililight店主の熊谷充紘さんが先に開始していた出版社(と言っていいのかな?)で、これまでに小山田浩子さんのエッセイ集などを刊行してきた。ちなみに朝日新聞の好書好日に熊谷さんの記事があったのでリンク貼っておきます。今度も熊谷さんの活動に注目していきたい。
さてピノキオ関係の本が揃ったので、『ピノッキオの冒険』から読み始めた。
(つづく)