変化した感じ方。
以前は、雨に濡れたら体に悪い、服が濡れてしまうのは絶対嫌だと、レインコートを着て長靴を履いて大きい傘をして、少したりとも濡れたくなかった。
先日田舎に行ったとき、迎えにきてくれた友人は、
雨だったけど、傘をささずに手を広げて笑って迎えてくれた。
雨なんて降ってないみたいに。
夜だったけど、
友達は雨粒を受け、キラキラと輝いていた。
何事もないように、それは生活の一部のように溶け込んでた。
すごく自然体だった。
そこでは周りの人は、雨でも少しの移動なら全然傘をさしていない。
見た人は時間もゆったりしているので、通勤みたいに、
雨がひどいから今出なくちゃいけない。
というのがないからかな。
今は雨強いね。すぐ落ち着くだろうから、ちょっとお茶して待とうか。
って。
小雨になったら行こう。
そしてそこは、空気も水も綺麗だから雨に濡れても嫌じゃない。
さらさらって。キラキラ光ってる雨粒。
むしろ気持ちが良い。
自然の、生活の一部。
田舎から戻った私は前みたいに雨が嫌じゃなくなった。
ここは空気も良くないし水も汚いけど。
今まで嫌嫌していた雨だったのに、
世界が少し変わったよう。
雨の通勤も少し楽になった。
濡れたっていいよね。平気になった。
豪雨は別だけど、日常の雨は、少し受け入れられたみたい。
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