懺悔と愛の夜
こどもを寝かしつけて、
こどもが寝た瞬間がわかるようになりました。
スッと、今までこどもにあった自己やエゴ?みたいなものが消えて、
神様仏様みたいに無垢な存在になる。
私はこどもが寝た後に横で読書したり、裁縫したりするのがすごく心地よい時間で、
でも日中ひとりで同じ事をしていてもここまでに心からリラックスすることはないのです。
夜だからかな。とずっと思ってたけどやっぱり違う。
寝ているこどもがいると、なぜか心が洗われる。
だから、
「さっきは怒ってごめんね。」
「せかせかして、それダメダメって言っちゃってごめんね。」
とこどもの寝顔をみながら、
懺悔(ざんげ)したくなるのです。
神様仏様の前にいるように。
(昔のTV番組、オレたちひょうきん族で明石家さんまさんとグレート義太夫さんの懺悔室のように!?)
…ほんとうに空気が綺麗でおごそかな時間。
大人になると眠りも浅いし眉間にシワが寄ったりもするし、
いつまで見られるんだろう。
無邪気に大の字になって眠るこの無垢な寝顔を。
いつまでこの深い深い眠りにつくこどもでいられるんだろう。
この、神聖で短い貴重な時間を味わうのは
ほんとうにしあわせだと思う。
そしてまた今夜も、
わたしは息子に懺悔と愛を伝えました。
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