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時給「0」円ライター 〜始まる前の物語〜第3話
こんばんは。
いつも閲覧いただきありがとうございます。
私のリアルな体験談でライターの方、もしくは何かに挑戦する人に勇気を与えられれば嬉しく思います。
前回までのあらすじとして、私は6年前調子こいて自分は文才があると思い夏目漱石に対抗した「枕流さん」としてライターデビュー。
しかし、調子こいてるといえどもしっかり才能はあったようで、枕流さんはクライアントの案件を難なくこなし好印象さえ与えました。
しかし、クライアントの継続案件の提案に枕流さんは生意気にも、「文字単価1円に上げてくれるならいいですよ」と返答。
初心者のありえない提案にクライアントの反応は…。
新しいクライアント
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ちなみに今だから言えます。
初心者で文字単価1円は99%不可能です。
文字単価が1円は私の肌感ですが、完全独学副業ライターとして初めて「文字単価1円」を獲得した人はあまり聞いたことがありません。
文字単価が1円を超えると求められるレベルも高く、スクール受講が必須となりそれを初心者がいきなり求めるのは虫がよすぎます。
そんな提案をした枕流さんでしたが、クライアントの反応は…。
「ハッキリ申し上げますが、文字単価1円はプロの世界です。始めたばかりのライターが手軽に目指せるレベルではありません。しかし、本気でプロになる覚悟があるならクライアントを紹介できますが、どうしますか?」
今思えば優しいクライアントでした。
普通なら呆れられて契約切られるか、もはや無視するか。
私が逆の立場なら助言せずに、即契約きると思います。
そのぐらいリスペクトがない話です。
その時の私はそんなことは深く考えずに「お願いします」と返信。
すると、新しいクライアントを紹介されました。
名前は「イチジク」さん。
このイチジクさんとの出会いが私のライター人生にとって、「忘れられない記憶」を刻むことになります。
スパルタグループLINE
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「プロを目指すためなら頑張れますか?」と聞かれ「当然です」と答えた。
これがイチジクさんと私の最初の会話でした。
すると、20人程度のグループLINEに招待されマニュアルを受取り「グループLINEの概要」について聞かされました。
案件内容:2500文字×20記事書ければ「卒業」と同時に報酬1,000円
あくまでクライアントが才能なしと判断した場合は即刻解雇
その代わり元Webライター4人が記事に対してフィードバックをくれる
また、卒業の際は継続して「正規の単価」で案件を獲得することも可能
グループLINEの目的:他の候補者の指摘箇所を全員が共有することで、同じ間違いをしない
ようは、アイドル養成所の強化版みたいな環境です。
クライアントから才能ないと判断されれば即刻解雇。
アイドル養成所もびっくりです。
でも、このシステム今にして思えばよくこのシステムが良くできていて
クライアントからすれば、超低コストで才能ある人材を見つけ自分のブログ記事を書かせ収益を産む。
ライター(候補生)からすれば、収益はほぼ無いもののプロの指導を受けることでレベルアップが臨める。
まさに、双方WinWinな関係性が構築されています。
「才能がなければ即刻解雇」
私はこの環境にビビるどころか胸踊らせてたのを今でも覚えてます。
「むちゃくちゃおもしれぇ。自分の力を試すにはピッタシの環境だな」
どうやら枕流さんは「主人公タイプ」だったらしいです。
ここから枕流さんのある意味「スパルタライター養成所編」開幕!
スパルタライター養成所 初依頼は「礼服 洗濯 クリーニング」
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いまだに覚えています。
記念すべき初キーワードは「礼服 洗濯 クリーニング」でした。
上記の点について簡単に説明すると、ライターは記事を書く際にクライアントから検索キーワードを渡されます。
検索キーワードとは、例えばあなたが「礼服 洗濯できる?」とググった時の「礼服 洗濯できる?」が検索キーワードです。
それぞれの検索キーワードに応じて、読者が読みたいと思う記事を執筆するのがライターの仕事です。
つまり、今回の場合だと「礼服 洗濯 クリーニング」と検索した人に対して「読みたいと思わせる」記事を執筆する必要があります。
私は前回同様、リサーチをして他のサイトの記事を言い回しを変えました。
我ながら天才です。
しかし、前回と違い1つだけネックな点があります。
「コピペチェック率」です。
コピペチェック率とは、ネット上に公開されてる記事と自分の書いた記事を比べてパクってないか「類似率」をパーセンテージで現してくれるツールです。
このコピペチェック率が上がるほど、「お前他の記事からパクっただろ」とされてしまうため、注意する必要があります。
このコピペチェック率が厄介でした。
マニュアルは類似率30%以下。
執筆途中の記事は類似率が32%…。
まずいなこのままだと、30%超えるな…。
なにか策は。
そこで私は考えました。
いや。待てよ。
他の記事を真似るからコピペ率が上がるわけであって…。
コピペ率ってネット上に公開されてる記事との類似率だよな?
ということはYouTubeはノーカンやん。
あとは、スーツ屋に直接行って「礼服の洗濯方法」について聞いてくればオリジナル感が増す。
つまり他と内容が被らないから類似率も下がる。
やっぱ天才だ。
枕流さんはこのとき、気づいていませんでした。
夢中で執筆する枕流をよそに、ライター養成所のグループLINEの未読が100を超えてることを…。
繰り返しますが枕流さんは当時、ライターをなめていたので「他の候補者の指摘箇所なんて自分が間違えるわけない」と思ってLINEを全く見ませんでした。
枕流さんVSりんごさん
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枕流さんは記事を書き終え、グループLINEに提出しました。
すると、添削者4人の中の1人である「りんごさん」からすぐさま返信がきました。
「記事を拝見しましたが、受け取れません。マニュアルとグループLINEを読んでませんよね?再確認した上で連絡ください」
これが枕流さんにとって初めての「試練」でした。
次回予告
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本日はここまでです。
枕流さんにとって初めての指摘です。
いい気味ですね。調子こいてるとこうなります←
しかし、枕流さんは自分は天才だと信じて疑わない人。
このまま言われっぱなしで終わる人ではありません。
次回はどうなるのでしょうか。
乞うご期待。
本日も最後までご覧頂きありがとうございました。
また明日お会いしましょう。
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