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変わること


年を重ねて自分の中で変わっだな、ということをあれこれ思い浮かべてみる。


まずは、食べもの。

ちょっとクセのある野菜が好きになった。
セロリ、パクチー、茗荷、大葉、三つ葉などなど。 山葵、からし、山椒、七味唐辛子なども若い頃には好まなかったな…
今はないと物足りない。
辛いものも、大好き。


それから、色。

持っているものは寒色系が圧倒的に多い。
けれども今いちばん惹かれる色は、オレンジだ。
この前見つけた好きなオレンジ色の花。

柘榴の花


夏にはとくに、柘榴の花や、ノウゼンカズラのオレンジ色に目がいく。
ナスタチウムもいい。オレンジや黄色。
明るくて、元気ハツラツ。
今年は初めてそんなオレンジ色の夏用のニットを買ってみた。
今のところたぶん私には色が元気すぎて、着ていてどうもしっくりこないけれど、お休みの日のお出かけように大切にしたい。
(いつものことだけど、新しい洋服をふつうに着て、出歩けるまでに時間がかかる。1年後とかになったりもする。慣れないと、気持ちがソワソワして、出かける直前にいつもの格好に着替えてしまうから。)


それから香り。

去年、「北欧暮らしの道具店」(大好きなんです。毎日ホームページを眺めているだけでも、うれしい。)で買ったハンドクリームが本当に好き。
匂いもよくて、薬草みたいな森林のような香りがする。使っているスタイリング剤も、ヒノキのようなハーブの香りのもの。


ところが、夫や子どもたちは、正露丸みたいな匂いで嫌だという。(臭い、と言われて心外だった。)
娘たちが好むのは、石けんやお花の香りだ。夫の好みは知らんけど。
そういえば、私だって少し前までは確かにそちらの香りを選んでいたかも…
今は、甘ったるく重たく感じる。


それから若い時には、せつないもの、静かなもの、ひんやりとした感じのもの、(音楽とか本とか絵とかが持つ空気が)を好んだけれど、今は明るくて賑やかで楽しいものをより好んでいると思う。ユーモアや笑いが含まれているもの。


ふうん、こうしてみると、けっこう変わったもんだ。


いつ変わっていったのかは、わからなかったけれど、自分の好みの変化を見つめてみるのは、なかなか興味深い。

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