別居生活うつ病のはじまり
別居生活が始まったのは、主人が実家に戻ったからでした。
私は、まだ正気を保てていたのだと思います。
子育て 仕事に追われる日々をがむしゃらに続けていました。
保育園の送迎や食事作り、絵本を読み聞かせたり母として、主人との関係を悟られないよう生活をしていました。子供はまだ4歳だったと思います。
仕事柄、遅出 日勤 早出 夜勤とシフトが組まれており、いつものように
朝、目が覚めたら動けない 涙がとまらない 何もできない状態
涙ながらに職場に行けないと電話したのを覚えています。
これはマズい思いかかりつけ医に受診したところ、すぐ紹介された大学病院の精神科へ。病名は・・・
うつ病との診断
ここから私のうつ病生活の始まりでした。
約20年前となると、うつ病という言葉もあまり浸透されておらず、精神科=欠陥品 言葉は悪いですが、周囲の目もとても冷ややか 診断名がはっきりすると
その光景は真っ暗で音もなく、砂で作った人形が、ボロボロと崩れ落ちるようでした。
温厚で誰からも好かれる性格な主人 同級生友達も多く月に1度は友達家族と集まり食事会飲み会でした。奥様たちとも仲良くなり私が夜勤遅出出勤日でも友達家族が面倒をみてくれるほどでした。
子供にも恵まれ幸せな家庭生活 仕事も順調 夢だったマイホーム
義実父母とも円満 私の父母にも優しい主人 何不自由ない生活
見事にバラバラになったパズルのピースのよう。
パズルのピースは一つ欠けても成功しない
まだ主人の事が大好きで、戻ってきてほしいと懇願するも、パズルのピースは何一つ集まらなかった。