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心の時限爆弾

一時的な見境のない行動で、人生を棒に振ってしまう人がいる。
どうして一時的な破壊行動で人生を損なってしまうのだろうか。
前後の見境もなく、因果関係が欠落した状態に陥って、どんなに後悔しても、もう二度と修復することの出来ないような落ち度をしてしまうのは何故だろう。
魔が差したと一言で片付けられないような壊滅的な罪を犯してしまうのは、魔だけで片付けられないと思う。
そこに普段からの不満や不注意や欲求の集中があったのではないかと推測される。
人はいつ爆発するか分からない時限爆弾を心の奥底に抱えて生きているのかもしれない。
自制心が強くてもいつ心の綱が切れてしまうかも、何かがきっかけとなって導火線に火がつくかも分らない。
どんな人でも犯罪者になる素養は持っている。。
だからと言って罪を許していれば解決する問題ではない。
自分の行動によって周囲にどのように作用を与えるのか想像していかなければならない。
導火線に火が点かなかった人は幸いだ。
見境もなく行動しても暴発せずに終わった人は幸いだ。
時と場所と発端となる出来事が集中しても、罪や事故に遭わずにい済んだ人は幸いだ。
罪は単純な条件だけで起こるのではなく、様々な要因が重なって起こるのだろう。
そういう要因が重ならないように心がけて罪の誘惑に陥らないよう、見境のない感情的な行動をとっても大事に至らないよう、危険なことが及ばないよう、普段から遠因さえも遠ざけておくことも大切だと思う。

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