100%
友人と遊んだり記憶が無くなるまで飲んだりしてみてもなんか心に小さい穴が空いているようで。
私は振られたあの時からあの子を忘れる為にと色んな遊びをした。それこそ記憶を飛ばしてみたり慣れない煙草をふかしてみたり時には異性と関係を持って一時の寂しさを紛らわせていた。おそらく私は遊んでいくうちに綺麗なものを向けられた時の対処の仕方が分からなくなってしまっていたんだと思う。
久しぶりに恋愛感情が交じり「付き合う」ということを真剣に考えられるような人に出会った。真剣だったからこそその人には過去にあったあの子の話もした。その人は昔のことが引っかかっていたらそれを忘れさせるくらい楽しませるし、どれだけ時間がかかってもいいからゆっくり信頼出来る関係を作っていきたいと久しぶりに綺麗な言葉を聞いた。この人はいい人だと思っていたし実際に会ってみてもしばらくなったことのない感情に駆られて付き合ってみようと考えていた。でも次の瞬間にはもう涙を流していた。
急に向けられた綺麗なものに罪悪感や怖さを感じて応えられなかった。また最終的にはあの時みたいになるのかと考えると怖くなって涙が止まらなかった。忘れたはずなのに最後の最後に壁のようにたちはだかる。また越えられなかった。周りからみたら低いようなハードルだけど、自分には高い、高すぎる。思わせぶりのような行動や言動からの罪悪感、またあの子のせいにして越えられなかった自分に対する情けなさで色んな涙が出た。このまま死ぬまであの事を引きずるのは違うってわかっていても抜け出せない自分、抜け出さない弱い自分どちらにもやるせなさを感じる。
どれだけ時間がかかってもいいから
疑いのない100%で人を信じたい