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タイプロの何が私の心をこんなに掴んだのか

ネタバレ含みます。現在進行形でタイプロをお楽しみの方は読まない方がいいかもです。


母親が、やたら「菊池風磨がすごい、あの子はマネジメント能力がある」とうるさいのだ。
アイドルにハマるなんて珍しいな。
と横目で見ていた。
そろそろオーディションも佳境に入ってきたらしく、「このチームのパフォーマンスだけでもいいから見てみて!ほんまに可愛いから!」
と言われて、「まあみてみるかー」と軽い気持ちで松島聡くんチームの発表の回(5次審査)をみた。
パフォーマンスが出来上がっていく過程がしっかり映像化されていた。
どんなふうにそのチームが一つになっていったか、何を超えてきたのか、どんな困難があったのか、そしてそれらを乗り越えた先のパフォーマンス。
おもしろい、、、。その一回だけでも見応えがあった。
菊池風磨のチームも見たくなってきた。
そこからはもう皆様のお察しの通り、どっぷりハマってしまって、最終審査は涙垂れ流しながら候補生の原ちゃんが呼ばれた時には「ありがとおおおおお〜!!!」と叫んでいたのであった。

タイトルに戻る。
私の心をここまでも掴んだのはなんだったのか。
それはやっぱりこの2つかなと思う。

  • 寺原のジュニアからのストーリー

  • 仲間探しという新たな視点

一つ目の寺西さんと原さんのストーリー。
一般公募ではありながらも、事務所の元ジュニアで現俳優部のメンバー2人が途中の審査から参加した。
アイドルを憧れて事務所に入所したものの、同期の切磋琢磨した仲間たちがどんどんデビューしていく中、アイドルとしては陽の当たらない時間も長かったであろう。
その彼らが、このオーディションに挑んだわけだ。
そこにはすごい覚悟があっただろう。
これまでたくさん舞台を踏んできた中で、一般の人たちと一緒に選ばれる身になること。
ましては、選ぶ側にはかつてジュニア時代から切磋琢磨した仲間もいること。
その覚悟は計り知れない。
そんな彼らのストーリーに惹かれた部分は大きかったし、やっぱりその2人の努力が報われてほしいと心底願っていた。
私は新参者だが、昔から彼らを応援してきた人はどんな気持ちでこのタイプロを見ていたのだろうと気になるところである。


2つめの「仲間探し」という新たな視点のオーディション番組であるということ。
それが象徴されたのは、5次審査と最終審査。
次に進むメンバーは順位がつけられる。
その順位が1位だった子達が5次審査でも、最終審査でも受からなかったのである。
これは普通のオーディション番組ではなかなかないことなのではないだろうか。
もちろん彼らのダンスも、歌も、アイドルとしての素質も完璧で、彼らのファンも多くいただろう。
それでも受かれない。これはもう相性の問題でしかなく、この観点というのは、審査する側がこれから自分たちとやっていく人たちを決める、オーディションだからだ。
それはやはり私たちが画面上から読み取れる情報やスキルだけでは、わからないものが多々あっただろうと思う。

一旦タイプロというコンテンツは終了して、ここからタイムレスのファンになる人も多いのだろう。
私の友達はすでに、最終話が終わった段階でファンクラブに入っていた。
私も入るか悩んだ。
ただ、私は熱しやすく冷めやすい性格。
このタイプロというコンテンツが好きだっただけかもしれない。
この後もずっと彼らを追うかどうかは正直今の段階ではわからない。
これから彼らがバラエティや音楽番組に出るだろう。
それらをどれくらいの熱量で追えるかどうかでファンクラブに入るかどうか決めようかな、と思っている。

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