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「午前十時の映画祭」ラインナップに思う

今年で14回目になる「午前十時の映画祭」。
2010年から始まったこの企画。
いつも「見たい!」という映画の数々が
ラインナップされる。

しかし、毎年出遅れるのだ。
1月から3月は仕事が忙しいため、
「映画」というものが、頭にない。

気が付いたら、大抵5月。
もよりの映画館のポスターにようやく
目がいく。
あの、ゴールドと赤のタイトルと
今回と次回の映画のポスター。

「今年もやってたんだ、映画祭」

そう。
いつだったか、
「もうこれで最後です」的な発表があった
から、毎年この時点で継続されていること
に気づくのである。

さて、そこで今年も5月に気づいた私。
今年のラインナップをここで初めて
チェックする。

今年2024年の最初は、
「レイダース/失われたアーク」で
そのあと「インディージョーンズ」シリーズが
続いていた。
なんとハリソン・フォード特集。

私はハリソン・フォードにファンレターを
書くほどの大ファンなので、この時
①ハリソン・フォードを見逃した。
というショックと、
②「午前十時の映画祭」って、もっと
  古い映画を上映していたのでは?
 「インディシリーズ」はもう古い映画の
  仲間入りなの??
というショックを受けた。

しかしこれは「インディシリーズ」が
古いのではなく、私が歳をとった、という
事実を突き当てられたのだ。

「午前十時の映画祭」の上映作品は
白黒映画も多いし、1960年~70年の
作品が多かったように思う。
だから観客の年齢層も高くて、
「懐かしく思って鑑賞に来られているのね」
と思って、座席を見渡していた。

私は、というと「一人の映画ファン」として
見逃した名画がみたい、というコンセプトを
もって鑑賞していた。

しかし。
もしも私が4月の「インディシリーズ」を
観に行っていたら、私は私が思っている
「映画を懐かしんで鑑賞しているひと」
になるのだ。

もちろん、ここ数年でも「アメリ」や
「ドライビング・ミス・デイジー」など
「インディシリーズ」よりも新しい映画は
ラインナップに入っていた。
気にならなかったのは、「観ていない」から。

公開日に「レイダーズ/失われたアーク」を
観たあの感動と衝撃、あの映画館を私はまだ
忘れていない。
なつかしい。

たしかにアラカン世代の私だ。
歳をとってきたのだなあ、ということを
まさかの「午前十時の映画祭」で知ることに
なるとは・・・

ならば、もっと「午前十時の映画祭」を
楽しもうではないか!

今までゆっくりホームページも開くことも
なく、ラインナップしか見ていなかった。

ホームページを見ると、その年度の
22作品~全作品見た人のハンドルネームを
HPに載せる「殿堂キャンペーン」なるものが
あった。

もう今年は、最初っから見逃しているし、
そもそもホームページのチェックですら、
今だし。
是非来年はチャレンジしたいなあ。

今年は27作品。
ラインナップを見ると、観た作品も
ちらほらあり、また興味なさそうなのも
ちらほらあり。
大好きなトニー・レオンの「花様年華」
ですら見逃してしまっている。

来年度は、「殿堂入り」への意欲が
勝つのか、それとも「自分の観たい
ものを観に行く」気持ちが勝つのか。
ちょっと楽しみである。

今年の夏ごろ、来年度の
「午前十時の映画祭」のラインナップを
リクエストするアンケートがあったので、
回答してみた。
なんの映画をチョイスしたかは、
もう覚えていないのだが。

観たい映画は、たくさんある。
今やレンタルビデオ店はなくなり、
サブスクリプションの時代。

「午前十時の映画祭」全作品制覇か、
月額払って好きな映画を観るか。
もう来年のプランを考える時期が
やってきた。

未来の自分、楽しみ。





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