卒業生に贈った言葉。
この春、卒業していった子どもたちへのメッセージ。
これからの新しい社会に出ていく君たちには、少し早いかもしれないが、是非聞いておいてほしい。
様々な決定権は偉い人だけが持つ特権だと思われているが、違う。
「決定権」は、覚悟だ。
「面白いのですが、一旦持ち帰って、上の人間に確認します」という新人と、
「それ、面白いので、僕が何とかします」と言い切る新人。
同じ新人でも、後者には覚悟がある。決定権がある。
膝を震わせながら、それでも「何とかしますわ!」と言い切って、挑戦し、例えば敗れた新人を周りの人間は見捨てるだろうか。
いいや、絶対に見捨てない。私は絶対に見捨てない。
その新人が見せた覚悟は応援に値し、必ずもう一度チャンスがやってくる。
未来は、「覚悟」に比例する。
一切の決定を自分ではない誰かに委ねた人間には、その覚悟相応の未来しか待っていない。
あなたに、「決定権」はあるか。
好きなようにやらせてもらえないことを立場のせいにしていないか。
うまく行かない原因を環境や時代のせいにしていないか。
自分の不満を誰かが解消してくれることを待っていないか。
これまでたくさんの人に会ってきたが、成功者は必ず決定権を持っている。
そして、決定権は今この瞬間に持つことができる。
自分の覚悟次第。
超高速回転で、お金の価値が変わり、働き方が変わり、道徳が変わり、
何もかもが猛スピードで変わっていくこの時代を、
まるで動きが読めないこの時代を、乗り越えたいだろう。
ならば、目の前で起こる変化に、即座に対応しなければならない。
他人に決定を委ねると出遅れる。
環境に決定を委ねると癖になる。
守るべきものが守れなくなる。
この時代が生きたいのなら、自分の人生を生きたいのなら、決定権を持て。
今、この瞬間に。
周りが何と言おうと、世界が何と言おうと、昨日までの常識が何と言おうと構わない。
自分の人生の決定を、他人や環境や時代に委ねるな。
自分の人生は、自分が決定しろ。
常識に屈するな。
屈しないだけの裏付けを持て。
自分から飛び込んで、経験を増やせ。
たくさん失敗もしてこい。失敗したら、また取り返せばいいだけ。
それは、行動力だ。そして、情報量だ。
先生は、君たちに行動で示してきたつもりです。
先生は、新しい挑戦をしながら全力で守っていきます。
圧倒的な努力で、頑張ってください。
応援しています。
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