わが国の医療・福祉・介護を取り巻く時間差。介護⇒障害⇒そして児童
2000年の介護保険成立時。
急性期のMSWから連絡が急増した。
転院の依頼である。
介護療養型医療施設を立ち上げたことが背景にあった。
介護支援事業所も同時に登録したが、市内のあらゆるところから、
ケアプラン作成希望の電話が日10件以上となった。
介護バブルはすさまじく、数年後にはやり手のケアマネ。
巨大な療養型病院の誕生。
福祉用具の巨大企業。
介護従事者の急増、
大手介護企業の登場
状況は一変した。
車いすマークは当たり前。
福祉車両、介護タクシー、民救。
山奥にあった老人ホームは、今や駅前に構えている。
二匹目のドジョウとして、障害者自立支援法成立。
障害者業界では戦々恐々と次の介護バブルの期待があったが、
悪評となった。
ただ、制度は進んでいった。
そして2017年。
慢性疾患児、医療的ケア児対策、成人移行期支援。
やってみるとよくわかる。
これは、介護の支流。
本流を小児に変換できれば、
子ども医療・福祉の最先端が見えてくる。
支流だけでは、井の中の蛙本流(大海)を知らず。