MSW6年目の思い出「転職1年目 2/2 窓際族と光合成」
1万人を超える県職員のなかで、まさかの一人職。
5年間、一般・高齢者の医療分野だった。
小児分野は何も分からない。
社会保障制度も良く分からない。
実家に帰る道のりで、通過する3都県の小児専門病院に訪問した。
いろいろと制度などを教えてもらった。
研修が終わり、病院に派遣された。
上司は医師であった。
食堂と喫煙所に案内された。
部署は前職と同じ地域医療連携室。
病院から一番遠いところにあった。
県知事が県庁スリム化を公約にしていた。
新しい部署の許可が下りなかった。
表に出してはいけない地域医療連携室であった。
上司に、「公費制度を教えてくれる人はいないか?」と聞いたら、「医事課が担当」と医事係長を呼んでくれた。
医事係長:「今までのMSWは、途中で仕事を投げ出して、医事課が被害を被った」
私:「何をすれば?」
医事係長:「何もしないで欲しい。中途半端に辞められると迷惑なので」
連携室は窓が大きな部屋だった。
何もしてはならない。