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ソーシャルワークの抽象度を上げる

抽象度を上げるとは?

ミクロ、メゾ、マクロという言葉は良く使われる。
地域という言葉に良く使われる。
より大きな視点で見るといういうのが抽象度を上げるということになると考える。
ただ、実際に調べてみると、根拠はない。
例えば、市内から患者の来る病院であれば、その市が「地域」となる。大学病院のようなところであれば、県内が「地域」となるかもしれない。
このように、勤務する医療機関によって、また、専門とする治療によって、「地域」は異なる。
よって、「地域」とは?と言われても根拠が示せない。

医療ソーシャルワーカーの抽象度

質的研究に取り組む時には、この抽象度について、何度も議論をすることになる。
医療ソーシャルワーカーの領域であれば、この抽象度には、時間軸も入っていく。
つまり、入院中に関わっている専門職、退院後の在宅で関わっている専門職。

さらに、小児分野では、ここに本人の成長も入ってくる。
就園、小・中・高・大・就労と、子どものライフステージで、関わる専門職は異なる。

振り返り

患者・家族に何かを説明するときには、抽象度の見極めが大事。

抽象度をギリギリまで上げていくことができると、いろいろな患者に社会資源を案内できる強力なツールとなる。

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