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【横瀬町/協力隊】【後半】4月🌸横瀬町の伝統・まつり🌸秩父三大春まつり🌸宇根の春まつりに参加させて頂いて……感動冷めやらぬうちに自分の想いに向き合う

みなさん、こんにちは。
横瀬町地域おこし協力隊
ウェルビーイング担当の
やすこです。

目まぐるしく日々を過ごしていたので
やっと宇根の春まつりを終えた後の気持ちを
整理して向き合うことができました。

私は23区ある横瀬町の地区の中で
中郷地区に住んでいて
宇根地区の行事に参加するきっかけがなければ
なかなかご縁を頂けない場所です。

今回、8区の町田区長が横田大行事長をご紹介下さりウェルビーイング通信「ぬくとまる」紙面で
インタビューをさせて頂きました。
宇根の春まつりについてご教示下さり
その際、お声がけ頂き、宇根の春まつりの
お手伝いをさせて頂くことになりました。

宇根の春まつりに向けて私が参加させて頂いたスケジュールは以下の内容になります。

①3月31日(日)花つくり@9・10区センター
②4月 6日(土)屋台の組立@八阪神社
③4月 7日(日)宇根の春まつり@八阪神社&直会
④4月  8日(月)片付け&直会
※お声がけ頂いたのが①~③までだったので
今回は別件もあり④は参加していません。
来年、またお手伝いさせて頂けるなら屋台の片付けまで拝見させて頂きたいと思いました(願い)

宇根の春まつりは「秩父3大春まつり」のひとつで私が秩父地域に来て、はじめてこれが祭りなんだと感じさせてもらった思い出深い祭りだったので少しでも関わらせて頂き心から感謝しております。終始ずっと緊張していましたが最高に楽しかったです。

八阪神社に向かう途中で見かけた桜の木があまりにも美しかった
お祭前日の八阪神社

宇根の春まつりの経緯などは「前半」でご確認ください ↓

横田大行事長からご教示頂いた宇根の春まつりのみどころ

1.4月6日(土)屋台の組立について

屋台の組立当日
7時50分くらいに八阪神社に到着しました。

女性は私一人だったので緊張しましたが
富田町長が話しかけてくださり心和みましたw

宇根の祭りに携わる方々は
祭りに命を懸けている
雰囲気やオーラをすごく感じる
ので
変なことをして怒られてはいけないと
ドキドキしていました。

宇根地区のみなさま、すごい結束力と迫力

8時、横田大行事長のご挨拶、
富田町長のご挨拶で作業開始。
参加されたみなさまへ
安全第一で取り組みましょうと
お声がけされていました。

作業開始の挨拶

横田大行事長からは
宇根の黒澤さんをご紹介頂き
私は屋台の組立ではなく
八阪神社の神事に向けた作業を
ご教示頂きながら
お手伝いをさせて頂きました。

①社殿の掃除

黒澤さんの後についていき
まずは社殿の掃除をさせて頂きました。
黒澤さんからは作業をするにあたり
慌てなく、ゆっくりでいいよと
お声掛け頂きました。

神様の気配を感じ
ご無礼がないよう
ご神域に入るときには
ご挨拶をしてから入るよう心がけました。
ドキドキが止まりません。

今回、ホウキはありましたが、塵取りがなかったので8区のごみステーションのをお借りしました。

八阪神社の社殿の中

②紙垂(しで)の取り付け

神社でよく見る、白いひらひらした紙飾りは紙垂(しで)と言います。
紙垂の枚数は基本8枚。小さい社殿の場合は、4枚×2枚重ねで合計8枚。

「紙垂(しで)」は、「四出」「垂」とも書き、神社の注連縄(しめなわ)や玉串についている白い紙のことです。
「紙垂」は神聖であることを示す印で、悪いものを寄せ付けないためにつけます。家庭では神棚やお正月飾りで紙垂を使いますし、大相撲の横綱土俵入りの際には、紙垂のついた注連縄を化粧まわしの上からつけるなど、神社以外の場所でも見かけることが多い身近なものですね。

家庭画報.com
8枚の紙垂を古いのと交換で新しいのを取り付けます
紙垂を取り付ける時に使用した黒澤さん自前の道具:必需品です!

横瀬町の方は信仰深いご家庭が多いので
一家庭一神棚があるイメージがあります。
しめ縄が細い場合
紙垂の取り付けが難しいようですが
みなさん慣れた手つきで作業をされていました。

③お供え用の台などを設置

祭壇にお供え用の台を並べながら設置します。台が安定しない場合は、段ボールで調整

④社殿に布を取り付け

奉納された紫の布を左右にバランスよく取り付けていきます
サイドはこのような感じ!
真中は紫の紐で結びます。縛り方は特に決まりごとはないとのことでした。
普段は垂れ下がっている鈴も上にかっこよく取り付けられていました。

⑤社殿両サイドに竹の取り付け

最後に竹を社殿の入り口の両サイドの柱に取り付けていきます
縛り方はこのような感じで上と下で2か所しっかりと固定されていました

⑥八阪神社の社殿完了

すでにパワーを感じますね

⑦宇根の春まつりの役割が張り出されます

宇根の春まつりのお役目をこのように神様にご報告!大変な作業!大川区長、ご活躍!

⑧小さい社殿の取り付け

八阪神社の社殿の後ろにも小さな社殿があり、こちらも全て紙垂を交換し、竹を取り付けました!
宇根地区の区長さん(重鎮)たちがご活躍でした!みなさま、お疲れ様でした!カッコいい!

今回、社殿の作業のながれを
写真に納めておいてと
黒澤さんに言われましたので
記録させて頂きました。

重鎮のみなさんも黒澤さんにお聞きしながら
作業を進めており
最初は緊張しましたが
優しく、和やかな時間でした。
楽しかったです!感謝!

2.宇根の男性陣のすごみ

同時進行で屋台の組立作業も
執り行われていました。
私は屋台をどのように組み立てていくのか
屋台の骨組みはどのようになっているのか
はじめて拝見しました。

宇根の男性陣
上(7.8区)太陽の笠鉾
下(9.10区)月の笠鉾
各組立各担当で取り組んでいました。

下(9.10区)月の笠鉾
上(7.8区)太陽の笠鉾

2024年度は
宇根っ原の奥(八阪神社側)が下
宇根っ原の入り口側が上でした。
当日、山車が出る順番で
奥か手前かが決まります。
毎年、上、下で場所が変わるそうです。

ネジなどは1本も使用せず
組み立てていきます。

山車は生きものなのです。
ネジやクギを使用せず
組み立て行く工程は
宇根の先祖から子孫の命や想い
感謝の気持ちを
繋げていくようで
とても神秘的でした。

組立作業は
お祭が安心・安全に行われること
祭事が滞りなく行われるためにも
大変重要な作業です。

山車2台が天王様の付け祭に奉曳されます。
宇根地区の山車は、
万灯の上に
1台は太陽
1台は月を冠し
3層の笠で
ジン柱の高さを誇っていたと聞きました。
現在は、電線の架線により
高さ8Mに縮小されたとのことですが
それでも高い!
すごいですよね!

ジン柱の引き上げ
月と3層の笠
美しすぎてたまりません
花を取り付けていきます!ただ取り付けるのではなく美しい笠鉾になるよう声が飛び交います
月の笠鉾
太陽の笠鉾
大行事のみなさま

私はお昼で作業が終わり
帰宅させて頂きました。

当日のお祭に向け
心身を整えます。

この日、祭りの準備は
深夜まで続いたとお聞きしました。
なんとすごい精神力!

3.宇根の春まつり、当日!
晴天なり!

その日は緊張して
午前3時に目が覚めてしまいました。
心配だったのが
天気で晴れると信じていましたが
やはり何度も何度も携帯で
天気をチェックしてしまいました。

そして、
当日、太陽の光が差し込み
安堵しました。
今日のお祭はきっと素晴らしい1日になると
この時点で確信
していました。

ワクワクが止まらない
到着した時にはすでに多くの人が集まっていました!みなさん、寝れたのでしょうかw
朝から大賑わいです

私は到着してすぐ八阪神社の天王様に
ご挨拶をさせて頂き
その後、横田大行事長と
大行事のみなさんにご挨拶をさせて頂きました。

私のお役目は小行事!
小行事の役割は来賓の接待です。
まずはやかんに水を入れ、お湯を沸かしました。
その後、キッチンの掃除などをしていると
班長さん1名と班長の代理で1名こられ
本日の小行事、3名が揃いました。

「初めまして!色々と教えて下さい!」
「私もはじめてなんで……」笑
と挨拶を交わし臨機応変に対応させて頂きました。

小行事、はまり役でめちゃくちゃ楽しかったです。サポート的な業務が好きなので
お湯を沸かしたり
お茶を淹れたり
お茶をお出ししたり
机を拭いたり
備品を手渡したり
怪我のお子さんに包帯を巻いたり
訪問者に祭りの説明をしたり
宇根の春まつりの雰囲気で気持ちが高揚し
何もかもがやりがいがありました。

初めのひとやことで緊張していましたが
大行事のしげさん、小泉さん、浅見さんに大変お世話になりました。
すごく優しくて、黙々と作業をされており、
宇根の男性は紳士だなと感じました。
7区班長のちこたんや
お母様の代理で来られたりえさんも素敵な方で

すぐに意気投合しはじめてお会いしたとは
思えないほど心地よく
小行事の業務を担当させて頂きました。
また、来年もやりたい!

宇根、横瀬町の宝です!
祭典がはじまりました。八阪神社の会場にはひとが溢れかえっていました!大人気!
山車2基が動き出す瞬間、笠鉾にいっきに注目が集まります。迫力があります!
美しいですね!マニアにはたまりません!
巡行がはじまります!元気に子どもたちが声掛けをします!素敵です!
無事巡行できますようにと祈る気持ちです!
この時点で胸がいっぱいで、気持ちが込み上げてきます!
スケジュールを確認しながら八阪神社で待機します
山車2基を送ったあとは、大行事に相談しながら小行事の業務をさせて頂きました!
重鎮、大行事、小行事で記念撮影
宮大工の荒木棟梁が彫られた社殿の彫刻の中国の寓話をお話頂きました!感動!
もの(物質)よりもひとの命が大切という教えがこの土地に活きています。
巡行から八阪神社へ山車が戻ってきました!春の色が心を和ませます!
宇根のみなさんの日頃の行いが良く、最高の春日和です!これぞ宇根の春まつり!
八阪神社!龍神様が降りてきているようなド迫力です!私は夜の雰囲気が好みです!
山車が巡行から帰ってきました。宇根の夜の笠鉾は初めて見ました!お子さんも大人も力をふりしぼります!
動く夜の不夜城!幻想的!もう、感動です!ずっと見たかったから夢が叶いました!

リール(動画)を作成しました!ぜひ、動く映像で当日の様子を体感してみてください!躍動する宇根の春まつりの魅力を感じると思います!

宇根の直会にはじめて参加しましたが、活気にあふれていました!みなさん、若い!若い!

4.宇根の春まつりに参加して

秩父3大春まつりと言われるくらい
地区、横瀬町を飛び越え
秩父を代表する春まつりとなった
宇根の春まつり!

大迫力とともに
長時間終始笑顔で楽しむことができたのは
宇根のみなさんの
優しさと温かさがあったからです。
楽しかったという気持ちが残ると
また祭りに参加したい!
宇根地区に行きたい!と思えます。
こういうきっかけと
雰囲気をつくってくださったこと
心から感謝しています。

2023年3月に横瀬町に移住してはじめて
お祭ってかっこいいと思わせてくれた
「宇根の春まつり」

大人も子どもも本気(マジ)な姿勢が
言葉はなくともオーラで伝わってきました。

祭に参加する父親を応援する子どもたち
誇らしそうに父親に手を振る子どもたち
子どもたちの声援が活力となり輝く父親たち
子どもたちの晴姿を全力でサポートする母親たち
こういう光景があちらこちらで見られ
目に焼き付き感動してしました。

親が頑張る姿を見て、子どもたちは地域との関わりの中で社会を学び「地域の文化は自分たちで守るんだという心が育つ機会」につながっていることがはっきりと分かりました。

少子化問題が叫ばれていますが
伝統文化を守るため
宇根地区は屋台囃子の後継者を以前から育てており子どもたちの層が厚い、熱い、地域だなと感じました。

朝から夜までのお祭。
また、お祭り前、当日、後まで……
宇根地区の関係者はすごいパワーで
乗り越えていました。

人から人へつなげていく熱き想い。
カッコいい大人、全力で頑張る子どもたちの姿は
人の心を感動させます。

秩父3大春まつりの1つが横瀬町にある!
みなさまも2025年、
ぜひ、宇根の春まつりにご参加ください!

このような素晴らしい機会を下さった
横田大行事長、典さん、大行事のみなさん、区長のみなさん、宇根若のみなさん、宇根地区のみなさん、心から感謝申し上げます!

最高に楽しかった~!!
最高にかっこよかった~!!

夕日とともに力を振り絞る

本日も長文を読んでくださりありがとうございました。フォローやスキ♡を教えて頂けると励みになります。

これからも応援よろしくお願いします。
みなさまのしあわせをいつも祈っています!
では、また~!

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