私の学び 第26回
第二章 生きがいと命の力(No.26)
三 逆転する現実
人々の念願は素敵である。
だが現実はいかがであろうか。念願と裏腹に、人々は反対の方向を歩んでいるのではなかろうか。
無病息災を念願しながら、病む人は多く、病院は混雑し入院待ちの状態である。
商売繁盛を祈願しながら、仕事は意のままに進まず、挫折と失敗に呻吟する人は多い。
家内安全を熱願しながら、夫婦の間は冷え切り、ことごとに衝突し、親子の断絶は広がり、口もきかず、兄弟はとげとげしい口調で自己主張をぶつけ合うのみ。
家庭の幸福など、どこへやら。
身の患いは病である。経済の患いは貧困である。心の患いは煩悶である。病と貧困と煩悶は昔から、人生の三大不幸といわれている。このうちのひとつに、いやご丁寧にも三つとも付き合って、人生の生きがいを失っている人がいやしないか。
あれほどに祈りながらも現実は、逆転の方向に傾いているのは、一体どうしたわけだろうか。その原因は何か。これは人類にとって重大な問題である。
その原因はと問いかけたら、
「今の内閣が悪いんです。」
と敢然として答えた人がいた。
政治は大切である。だが政治はすべてを解決してくれない。個人でやらねばならないことは沢山ある。
いかに生きるべきか、人間の生き方を中心に述べていきたいと思う。
『 いのちを活きる 一 』
著者 杉山彦一
天風会四代目会長 杉山彦一氏が書き綴った、哲人 中村天風創見・心身統一法解説 「いのちを活きる 一」から転載させていただいております。お読みになられる方の生きるヒント、活力になられましたら幸いです。
いろいろ考えてみると、人のせい、社会のせい、あいつのせい、あの時のせい、などと思ってしまう時があります。
正直、こんな事を言うのは恥ずかしく、「そんな事は無い、いつも自分のせいです。」と、潔くいつも自分の行いが悪いから、こうなったんです。と言いたい、言っている時があります。…
が・・・ いやいや…正直、心の中では・・・
「いや〜それはアナタの言っている事に合わせただけですから、それで、なんだかこんな事になっています。。」
と、正直思う事があります。コレ本当に正直な気持ちです。いや本当に恥ずかしいです。
天風先生は、その心持ちが、なっとらん‼️と言う訳です。だと思います。
本当に心の底から、自分の行い、自分が言ったことで、その様な事を導いているんだよ!と。だから、日々の自分の心持ちをしっかしなさいと。
仰っているのだと思います。
それを素直に実行に移すか?移さないか?素直にそう思うか?思わないか?で、これから先の自身の生き方も変わってくるのだと思います。
少年の頃から、天風先生に鍛えられた、松下幸之助さんは、心の底から、そう思い、断固とした決断力と、実行力で自身の生き方、世間との関わり方、人との関わり方、人としての生き方を実践した方だと思います。
著者に『素直な心になるために』という本があります。私も何度も読ませていただきました。天風先生の教えが、本当に身に沁みて、自身のお言葉となった本だと思います。
人生の先輩から教えを受け、最初は真似でもいい、そこから始めて、少しずつ自分のものにしていけばいいんです。
だから、今、真似をさせていただいております。
少しでも成長して、人の世の為に役立つ自己を完成する事に努力します。
楽しんでやります♪
大切な時間。
今日も私の note を読んでいただき、ありがとうございました。