私の学び 第27回
第二章 生きがいと命の力(No.27)
四 生命力の自覚
人々は、健康と繁栄と幸福を強く願うが、これは結果である。これを創り出す根本の力について人々は、全く知らないのである。
立派な結果は、何もせず、無為に過ごしている者に与えられるわけはない。幸せは、黙って坐っていて得られるものではない。幸せは歩いてこない。こちらから歩いてゆき、掴みとらねばならない。
健康と繁栄と幸福を獲得し、人生を長く、強く、広く、深く、立体的に活き、いつでも生きがい、生まれがいを感じて活きる人生を、天風哲人は「真人生」(しんじんせい)といわれている。
真人生建設の原動力は、自己の生命力であるという重大なことに気づかぬ人が、あまりにも多い。人々は一体、命というものを強いと思っているのだろうか、それとも弱いと思っているのだろうか。
私がお目にかかる方々は患者さんが多い。
身は?と聞くと、
「身は病むものです。身は病の器です。病には勝てませんわ。」と答える。
命は?と聞くと、
「命はもろいものです。はかないものです。蓮の葉に置いた露のようなものです。風前の灯火です。」と答える。
人生は?と聞くと、
「生きることは、辛いことです。人生は悲しいものです。人生は苦です。お釈迦さんもそう言ってます。」
こう人々は思い込んでいる。
身は病の器であり、命はもろくて、はかないと思っている人が、どうして健康になり得るだろうか。人生は、苦しく、辛く、悲しいと思っている人が、どうして幸福になり得るだろうか。
『 いのちを活きる 一』
著者 杉山彦一
天風会四代目会長 杉山彦一氏が書き綴った、哲人 中村天風創見・心身統一法解説 「いのちを活きる 一」から転載させていただいております。お読みになられる方の生きるヒント、活力になられましたら幸いです。
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強いと思えば強くなる。
弱いと思えば弱くなる。
出来ると思って実行すれば、段々そう成ってくる。
『自己の破壊者は自分であることに気づいていない人が多い。能力開発もせず、劣等感の中に埋没し、腐っている。健康法も実行しなければ効果は上がらない。事業も断行力が無ければ、機を失い仕事は進行しない。腕をこまねいていて繁栄するわけはない。実行力の無いグズグズした遅滞の中では、幸福は掴み得ない。』
やれば出来る、やれば出来る、やれば出来ると断行するのみ。
です。どうぞ楽しみながらお試しください♪
大切な時間。
今日も私の note を読んでいただき、ありがとうございました。
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