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悲しみが悲しみだけでなくなるとき~グリーフケアでたどり着いた場所

今日、アーカイブから上がってきた写真
父の弟の婚礼で雄蝶雌蝶をしたわたしと亡き父

写真は父が亡くなってから父の兄の家のアルバムから見つかり写メをしたもの

この写真がアーカイブで上がってきて
父とこの写真を見ながら話をしたいなぁと思った

話せないのはわかっているけど
いつもの笑顔の父が浮かんだ

父の顔が笑顔で浮かぶのはグリーフケアのおかげだと思う


グリーフとは喪失感や深い悲しみを意味します

わたしがグリーフケアと出逢ったのは
人間関係で度重なる深い痛みを感じて動けなくなっていたために
自分を癒す、その一心でいたときにグリーフケアというものを知り
他人を癒すどころではなく、自分をなんとかしたい
自分を癒さなければもうどうにもならない。。。というところまで気持ちは追い詰められていたからでした

グリーフケアで自分を癒すとはどういうことか
知っていくことによってわたしが得たものは言葉にしがたいけれど傷が癒えていく感覚がありました

なかでも癒しが進んでいくなかで実は父との別れが大きな傷になったまま放置されていたことに気づかされました
悲しみが大き過ぎて受け止めきれずにその傷に触ることができていなかったのでした

父の死後、どれだけ父に助けられていたのか、頼っていたのか
現実的なことで痛感させられ、父がいないことでひとりぼっちになったような大きな孤独感を無意識に持ち続けていたこともグリーフケアの学びのなかで自覚することができました

そして
いまわたしが父の死という痛みを受け止めることができるようになったのは

悲しみが悲しみだけではない
悲しいけれども悲しいだけではなかった

悲しみの量はそこにあった幸せの量と同じである


と知れたから


悲しみはなくなりません
父がいない寂しさ、悲しさは変わらずにあるけれど
それだけ悲しいと思うのは
そこにそれだけ大事なものがあったということを知ったから

生前、自分の勘違いで愛されていないと思っていたわたしだったので
父のことが嫌いで一時は死ねばいいのにとまで思ったことがありましたが
それだけ実は父が大好きだった
ファザコンだったということに気づいたのはグリーフケアを知ったから


グリーフケアを知ることは自分で自分を癒すことでもあり
悲しみが悲しみだけではないと知ることがお守りになる✨✨

この写真を見る自分が悲しみだけではなく
父からの愛を感じれるものになったと実感できたこと
そういう境地にたどり着いたことを
ここに備忘録として記します

みんなのグリーフケア



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