悪玉コレステロールは悪くない!
肝臓で作られたコレステロールを末梢神経 (全身の細胞) まで運ぶ悪玉コレステロールですが、なぜ「悪玉」と呼ばれているのかご存じですか?
それは動脈硬化につながると考えられているからです。
LDLは全身までコレステロールを運んだあと、それらのコレステロールをそのまま放置します。
それが結果的に血管の老化を進め、動脈硬化につながると思われています。
#これは間違いなのですが、こう考えられるようになったきっかけは今度お伝えします!
しかし、本当に危険なのはLDLの値が「高いこと」ではなく、「酸化したLDL」です。
酸化したLDLが「血管を詰まらせ、動脈硬化を引き起こす」のです。
では、脂質の1つであるコレステロールを酸化させないためにはどうすればいいか?
・酸化を防ぐには?
それは、抗酸化作用 (酸化を防ぐ) のある「ビタミンEとビタミンCを摂る」ことです。
ビタミンEは「アーモンド・落花生🥜・大豆・オリーブオイル・うなぎ・しじみなど」に含まれます。
そして、ビタミンCは「赤 / 黄ピーマン・トマト🍅・ブロッコリー・レモン🍋・オレンジ・いちご🍓など」に含まれています。
また、酸化コレステロールを多く含む「インスタント麺・ハムやベーコン、ソーセージなどの加工肉・マーガリンやマヨネーズの黄色く変色した部分・二度揚げした揚げ物・スナック菓子」などの摂取を控えるのも大切です。
次回は卵とコレステロールの関係についてお伝えします!
参考:厚生労働省/e-ヘルスネット「コレステロール」
平石貴久「健康の常識2」講談社
前場良太「動脈硬化と酸化コレステロール」
溝口 徹『「脳の栄養不足」が老化を早める!』青春出版社
三石巌『医学常識はウソだらけ 分子生物学が明かす「生命の法則」』祥伝社黄金文庫
山梨義英「脂溶性物質の体内動態制御機構の解明とその理解に基づくトランスレーショナルリサーチ」