オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸は〇〇〇〇良く摂るべし!
脂質の1つである「脂肪酸」のうち、「不足しがちなオメガ3脂肪酸」と「過剰になりがちなオメガ6脂肪酸」の働きについて見ていきます。
オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸はともに体内で作ることができない必須脂肪酸ですが、それぞれ逆の作用を持っています。
オメガ3脂肪酸は「細胞膜を柔らかくする・血液をサラサラにする・炎症を抑え、血栓をできにくくする・脳や神経組織に働きかけるなど」の働きがあります。
一方、オメガ6脂肪酸は「免疫機能を保つ・細胞膜を固くするなどの働きがあり、摂りすぎてしまうと血液をドロドロにしてしまったり、花粉症・アトピー・喘息・食物アレルギーなどのアレルギー症状を悪化させたり」します。
これはオメガ6脂肪酸に多く含まれている「リノール酸」が影響しています。
リノール酸は体内で作ることができない物質なので食事から摂らないといけませんが、摂りすぎは悪影響を及ぼします😢
じゃあ、オメガ6脂肪酸を摂らずにオメガ3脂肪酸ばかりを摂っていれば良いのか?
確かに、オメガ3脂肪酸に良い効果はありますが、摂りすぎるのはよくありません😨
実は、オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸の「摂取バランスを保つことが大事」です。
「オメガ3脂肪酸:オメガ6脂肪酸=1:2〜4が理想的な摂取バランス」と言われています。
でも実際はオメガ6脂肪酸が圧倒的に多く、オメガ3脂肪酸:オメガ6脂肪酸=1:10以上と言われており、1:50の人もいると言われています😳
このバランスが崩れている原因として、「オメガ3脂肪酸が足りていない・オメガ6脂肪酸を摂りすぎている」ことが考えられます。
脂肪酸のバランスが崩れると何が起こるか?
「高血圧・心筋梗塞・脳卒中・がん・うつ病などになりやすく」なります。
#血液がドロドロになることで起こる病気がほとんど
#オメガ3脂肪酸は脳に関わっているので不足することで認知症やうつ病になりやすくなります
バランスを保つためにはどうすれば良いのか?次回お伝えします!
参考:溝口 徹『「脳の栄養不足」が老化を早める!』青春出版社
南清貴「究極の食」講談社インターナショナル
守口徹「眠れなくなるほど面白い脂質の話」日本文芸社