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松ぼっくり豆乳ヨーグルト第2世代完成 スクチャイDIY日記006 2024.11.13


<序>

以前の記事、
「松ぼっくり豆乳ヨーグルト作り第2回目冷凍保存松ぼっくり編 スクチャイDIY日記005 2024.11.11」

7.次世代松ぼっくりヨーグルトの仕込み
の事後報告。

結果として問題なく第2世代松ぼっくり豆乳ヨーグルトができたので以下に述べる。

1.24時間後に分離

タネ菌仕込みから24時間後

タネ菌仕込みから24時間後に写真のように内容物が分離した。
なお、分離=ヨーグルト生成、と見て良いだろう。
においは少し酸っぱい香りで、豆乳の香りも少し感じた。
腐敗などによる不快なにおいは一切なかった。

3.泡が見られた

立ち登る泡
立ち登る泡

写真のように、底から沸き立つ泡が目立っていた。
理屈から考えると酵母が出した二酸化炭素であろう。
蓋を開けるとき、内部陽圧のためか、微かにプシュッという音がした。
下半分ほどはまだ液状のようだったのでさらに放置した。

4.30時間後、完成

完成と見て良い

上記24時間後、すでに一部はヨーグルトになっていると見て良かったが、さらに6時間置いてみた。
その30時間後、写真のように下部まで固形物が増えた。
ヨーグルト完成と見て良いだろう。

前回冷凍松ぼっくりをタネ菌としてできたヨーグルトをさらにタネ菌として、今回2世代目ができたことになる。
1回目の松ぼっくりをタネ菌とした時よりも、出来たヨーグルトをタネ菌とした方が圧倒的(時間にして約3分の1)に時間が短縮された。
時間短縮については「ケフィアの2代目作成」の時と同じである。
最初は、松ぼっくりやケフィアの顆粒から菌が目覚める時間が必要なのだろう。
その後に出来たヨーグルトを直接タネ菌とする場合、単に増えるだけで出来るのだ。
理屈はそういうことだろう。

5.試食

泡が目立つ2代目松ぼっくりヨーグルト
泡が目立つ2代目松ぼっくりヨーグルト

見た目はもとより香りも味も何も問題なく、問題ないどころかさわやかで少し炭酸っぽいシュワシュワ感(思い込みかもしれないが)があり、なかなかおいしい松ぼっくり豆乳ヨーグルトができた。

9.まとめ

<発酵環境>

今回の室温も前回同様15-20℃だったと思われる。
しかし完成まで24-30時間と早かった。

<結果>

前回作った冷凍松ぼっくりからの豆乳ヨーグルトをタネ菌として2世代目の豆乳ヨーグルトを作ることができた。

雑菌による腐敗が発生しない限り、同じようにして永久的に繰り返していけるはずだ。

しかしながら、前回にも少し書いたが、吾輩は豆乳ヨーグルトの風味が少し苦手なのだ。
飲むのはむしろ牛乳よりも豆乳の方が好きなので常備しているのは豆乳の方だが。

豆乳ヨーグルトの風味が苦手なのは、以前ヨーグルトメーカーで作っていた時からだ。
決してタネが松ぼっくり由来だからという理由ではない。
ヨーグルトメーカーでは明治ブルカリアヨーグルトをタネとしていた。
(市販のブルガリアヨーグルトのタネ菌なので40℃で保温する必要がありヨーグルトメーカーを使っていた)

<世間の松ぼっくりヨーグルトは豆乳ばかり>

世間(インターネット上)では、松ぼっくりを使ってヨーグルトを作るとなると、不思議とみんな豆乳ヨーグルトを使っている。

あたかも「松ぼっくり→豆乳ヨーグルト」

という図式ができているようだが、これはいったい何なのだろう。

松ぼっくりを利用するということは、タネの乳酸機(と酵母)は植物由来だ。
なので、厳格なヴィーガンにとっては「植物+植物」で理にかなっている。

しかしながら松ぼっくりの豆乳ヨーグルトを作る日本人の全員が厳格なヴィーガンとは思えない。

きっと、誰かが作って公開したウェブサイトやSNSをそっくりそのまま別の人がマネをして、さらにその経験をウェブサイトやSNSで公開して・・・というように、作り手も読み手も特に深く考察することなく事実のみが伝播しているのだろう。

まあ、何でもそうだが、他の人のマネをした方が楽で確実だ。
深く考える必要もない。

ともあれ、松ぼっくりヨーグルトに関しては、牛乳を使った松ぼっくりヨーグルトが一切見あたらないのはどういうことだろうといつも感じていた。

厳格なヴィーガンでもなければ松ぼっくりと牛乳の組み合わせでもかまわないではないか。

そもそもヨーグルトは一般に「乳(ミルク)」と言われている液体なら動物性(牛をはじめとしてヤギでも水牛でも)でも植物性(大豆をはじめとしてアーモンドやココナッツでも)でも作ることができる。

ヨーグルトの原理は液体中の「乳状」成分を酸により分離/固化させることだ。

そこには動物性も植物性も関係ない。

乳酸菌は乳酸を作り液性を酸性にする役目だ。

つまりタネ菌の由来と乳媒体の組み合わせによっては無限に楽しめるということだ。

タネ菌になる乳酸菌の出所は、松葉や松ぼっくりや米のとぎ汁や道端のヨモギなどいろいろ考えられるが、それら由来となる植物によって乳酸菌(+酵母)の種類も異なるので出来たヨーグルトの風味も多少異なってくるだろう。

そこがおもしろいところだと思うが、ここで風味ということになると人それぞれの嗜好になるので好き好きとなる。

各人が自由にいろいろ組み合わせ自分の気に入ったヨーグルトを見つけて楽しめばいいのではないだろうか。

<今後>

前回と上記にも書いたが、吾輩は豆乳ヨーグルトの風味がどうしても好きになれないので、今後は豆乳を使うのをやめ、同じ松ぼっくりを使って牛乳でヨーグルトを作ることに挑戦してみたい。

嗜好なので人それぞれだろうが、吾輩の場合は牛乳のヨーグルトの方が好きなのだ。

そういうわけで、次回は松ぼっくりと牛乳でヨーグルトを作ってみようと思っている。

そのうち報告しよう。

(おわり)

※注意:ここに書いてある方法で作った食べ物で万が一お腹を壊したりなどの健康被害が出ても当方は一切責任をとれないのでそこのところをくれぐれも理解した上でこの記事を参考にされたい。

以下、参考記事:

松ぼっくり豆乳ヨーグルト(初回)

冷凍松ぼっくりから豆乳ヨーグルト

ケフィアヨーグルト(初回)

ケフィアヨーグルト(2回目)

ケフィアヨーグルト(2代目)

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