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アルカリ入浴剤「温素」 でお風呂の酸化還元電位はどうなる? スクチャイDIY日記021 2024.12.06


<序> アース製薬の「温素・琥珀の湯」

以前の記事
「米のとぎ汁還元水お風呂に挑戦! スクチャイDIY日記014 2024.11.20」
の後に行った実験だが、報告が今になってしまった。

強力な還元水である米のとぎ汁と一緒に「温素」を混ぜるとさらに酸化還元電位(以下ORP)が還元方向に下がり100前後という中性の良好な結果となったのでここに報告する。

酸化還元電位、還元性、酸化性、還元水などの説明は別記事(リンク)をご参照。

1.(おさらい)お風呂を沸かした後のORP 497mV

酸化還元電位(ORP)は497mV

まずは以前の記事、
米のとぎ汁還元水お風呂に挑戦! スクチャイDIY日記014 2024.11.20
のおさらいだ。

その日の風呂桶のお湯を測定するとORPは497mVであった。(なお、水道水の測定値は515mVだった)

米のとぎ汁は-335mV
497mVのお湯に-335mVのとぎ汁を入れる
204mVになった

497mVのお湯に-335mVの米のとぎ汁還元水を入れると、204mVに下がった。

ORPがプラス200mV前後以下はほぼ中性とみて良い、と前回考察した。

つまり、2日間置いた1リットルほどの米のとぎ汁でお風呂のお湯が中和できたのだ。

ここまでが以前の記事だ。

2.アース製薬「アルカリ温泉成分・温素・琥珀の湯」

「温素」表面
「温素」裏面

ちなみに「温素」は吾輩が気に入っている入浴剤でCostcoの通販で取り寄せたものだ。(なおAmazonでも買えるようだ)

「温素」は、そんじょそこらのお花などのギャル的な香りの入浴剤ではなくて、結構マニアックな本物の温泉、というか「薬的」な香りがして、お湯の肌触りも非常にぬるぬるする。

うっかりすると風呂桶の底で滑ったり、洗い場で滑ったりするかもしれないほどぬるぬるしたやや危険なお湯になる。

それがいいのか悪いのか。

好き嫌いが分かれる商品かもしれないが、ともかくよく温まってお肌もつるつるになるので吾輩は気に入っていて続けて購入して使っている。

ところで以前の「バブ」だけだと346mVになり、100mV程度に数値を下げただけだった

今回はぬるぬるマニアック入浴剤「温素」の実力を見てみようではないか。

(なお、米のとぎ汁+バブも実験しているので今後報告する予定)

3.「温素」を入れる

「温素」の粉
204mVのお湯に「温素」入をれる瞬間その1
204mVのお湯に「温素」入をれる瞬間その2
204mVのお湯に「温素」入をれる瞬間その3

すでに浴室内には「温素」のマニアックな香りが立ちこめている。

さて、ORPはどうなるか?

4.米のとぎ汁+温素の酸化還元電位84mV

ORPは84mV

米のとぎ汁で204mVに下がっていたお湯に「温素」を入れてかき混ぜたらORPは84mVに下がった。

マイナスまではならなかったが、200mVでもほぼ中性のところさらに還元方向に下がり84mVになったということは良い成績ではないか。

これなら「酸化還元的に」安心してお風呂に浸かれるぞ、と吾輩は嬉しくなった。

さらに「温素」による温泉成分(とマニアックな香り成分?)により身体はぽかぽかお肌はつるつるになるのだ。

5.まとめ

米のとぎ汁還元水は-300以下の強還元性を示す液体であり、2合の米をといで出る1リットルほどのとぎ汁を室温に2日間(48時間)放置しておけば得られる。

その米のとぎ汁還元水1リットルを家庭用の風呂桶のお湯に入れると、水道水のORP500-600mVから200-300mVに下げることができた。

今回の実験では、そのお湯にさらに「温素」を加えるとお湯のORPは100mV以下になった。

日常、米のとぎ汁を捨てずに保存して2日経ったものをお風呂に入れ(それだけでもほぼ中性のお湯になるのだが)、その後にアース製薬の「温素」を入れるとさらに100mV前後下げることができるのだ。

これを毎日の習慣とすれば強い酸化性を示す水道水を恐れることなく、毎日安心して心ゆくまで家庭のお風呂を楽しめることができる。

毎日続ければ体調やお肌の調子が今よりもさらに良くなるかもしれない。

(おわり)

酸化還元電位、還元性、酸化性、還元水などの説明は別記事(リンク)をご参照。

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